『愛エプ』ではワースト常連。今では「土日は夫にお任せ」
──日本と台湾の子育てや家事の違いを感じるところはありますか?
インリン:台湾には「早餐店(ザオツァンディエン)」と呼ばれる朝ごはん屋さんや夜市があって外食文化がものすごく充実しているので、日本のように「お母さんが三食手作りをするべき」という考えの人は少ないかも。小さい子どもがいる家庭でも、朝は外で食べてから学校に行く家庭も珍しくありませんね。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私も昔は『愛のエプロン』(テレビ朝日系)というバラエティ番組で、「ワースト常連」になるほど料理が大の苦手だったんです。
──懐かしいですね! ただ結婚後は料理を学び直して、台湾で国家調理師資格を取得したとか。すごい努力です。
インリン:でも、やっぱり毎日の料理は大変~! 平日は、子どもたちが好きな親子丼やハンバーグ、カレー、スパゲッティといった定番の数パターンをローテーションで回して、適度に手を抜きながら乗り切っています。
我が家では「土日は私の休み」と決めていて、週末の昼と夜はすべて夫がご飯を作ってくれます。これが本当にありがたくて。アヒージョとか揚げ物のようなちょっと手の込んだ料理も作ってくれるし、料理しながら洗い物をするなど段取りも上手なので、私もそれを見て真似するようになりました。
──インリンさん流の家事を乗り切るコツはありますか?
インリン:コツというほどではないかもしれませんが、便利なのが、台湾の万能炊飯器「大同電鍋」ですね。
平日の負担を少しでも減らすために、週末にはおかずの作り置きをして冷凍しているのですが、電鍋に入れておくだけで、蒸したり温めたりできるので、すごく助かっています。他にも煮たり、炊いたり、いろんな調理ができるので、「日本でももっと広まればいいのに~」と思っていますね(笑)。

<取材・文/アケミン 撮影/林紘輝>