それから数週間後。今度は「今日もサプライズがあります! 楽しみにしていてね」と義母からメッセージが届きました。
「嫌な予感しかしませんでした。そして仕事を終えて帰宅すると、部屋の様子がいつもと違っていて……ゾクッとしました」

棚の上に飾っていたお気に入りの雑貨がない。クローゼットを開けると、大切にしていたバッグや洋服も減っていました。
呆然とする美咲さんの前に、キッチンから義母が満面の笑みで現れたそう。
「『どう? スッキリしたでしょ? 不用品を処分しておいてあげたわよ!』と義母に誇らしげに言われて……合鍵を預けていたことをめちゃくちゃ後悔しましたね」
義母は「使ってなさそうな物ばかりだったから。美咲ちゃん、片付けが苦手でしょ?」と、まったく悪びれる様子がありません。
「私が『人の物を勝手に捨てるのは駄目だって分かりますよね?』と抗議しても、『だって使ってないじゃない。物は使ってこそ価値があるのよ』とまるで話にならなくて。ハッとして慌ててマンションのゴミ捨て場に走りましたが、時すでに遅しでした」
しかも、捨てられていたのは単なる不要品ではなかったそう。
結婚前に夫から誕生日プレゼントでもらったワンピースに、亡くなった祖母からもらった小銭入れ。どれも美咲さんにとって大切な思い出の品でした。