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『サンモニ』批判が止まらない本当の理由。「反日」以前に“正解を確かめ合うだけ”の空気に視聴者が飽きた

正しさの側にいるという“自惚れ”があったのでは

テレビ番組制作

※イメージです

 しかも不幸なことに、制作陣も出演者も、そして番組のファンである視聴者も真面目であるがゆえに、空回りが加速している悪循環です。  結局、話ぶりやプロットの構成に紛れた遊びやムダが主張にメリハリをつけ、その声は大衆に届くのです。  サンモニ的なリベラルの良識者は、このノイズを過度に排除する傾向があります。正義を真剣かつロジカルに訴えれば共感を得られるほど物事は簡単ではありません。  少し厳しいことを言うならば、そのような正しさの側にいるという自惚れによって、サンモニは形骸化してしまった可能性はないでしょうか?  権力を監視する外部の目として機能してきた番組にも、同様に外部の目が必要なのかもしれません。 <文/石黒隆之>
石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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