ふぢわらさんの例を見ると、賞レースの乱立がいかに若手芸人たちの将来性に影響しているかがわかります。
昭和から続く歴史ある漫才コンテストを除き、全国にテレビ放送されるお笑い賞レースと言えば『M-1グランプリ』(テレビ朝日)と『キングオブコント』(TBS)があります。
しかし近年ではこれらに加えて『THE SECOND ~漫才トーナメント~』(フジテレビ)、『ダブルインパクト』(日本テレビ)、『ツギクル芸人グランプリ』(フジテレビ)など、賞レースは急増。
わらふぢなるおが決勝に進出した「キングオブコント2017」(公式サイトより)
毎年、何組もの新チャンピオンが誕生するため、「あの大会で優勝した人」としてお茶の間に浸透する前に、また次のチャンピオンが登場する。賞レースの増加によって芸人が注目される機会は増えたものの、「優勝=一気に国民的な知名度を得て売れ続ける」という構図が成立しにくくなっています。中には、「優勝しても売れない」というジンクスが囁かれている賞まであります。
さらには、『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ)は、2026年は開催しないことが発表され、「終了の方向」とも報じられています。登竜門として多くの女性芸人が期待していた『THE W』がもし終了すれば、他の賞も終了が続く可能性はゼロではないでしょう。