成長を見過ごさないようにしているからネタには困らない
――毎日あのクオリティの連絡帳を書き、園と毎日やり取りしていたんですか?
papaPANDA:そうですね、よっぽど体調が悪くなければ。振り返ると、2回ほど妻に書いてもらったぐらいです。
――毎日やり取りするなかで、「書くことがないなあ」とネタに困ったことはないですか?
papaPANDA:仕事でなかなか子どもたちと会えない日々で見逃してしまう成長の場面があり、漫然と過ごしているだけだと彼らの小さな変化を逃してしまうなあと以前から思っていました。だから、ネタ作りのために子どもたちを見るというより、成長を確かめるためによく見るようになりました。だから、書く内容には困らなかったかなと思います。
――日常風景として見過ごすのではなく、「こんな成長ポイントがあった」と気をつけて見るようにしているから、自ずと連絡帳に書くことも見つかるということですね。
papaPANDA:元から「成長を見たい」という意識で、それが習慣になっていました。成長見る=連絡帳に書くみたいな動線ですから、「ネタがない!」ということはなかったです。
――その瞬間にしかない場面を見逃さないようにしているということですね。
papaPANDA:はい。

カレーが連日続いた長男君が「ナマステー」
――そんな意識で書き上げてきた今までの連絡帳のなかで、特に印象に残っているものはありますか?
papaPANDA:パッと思い浮かぶのは、連日カレーを食べさせちゃった日の連絡帳です。園の給食がカレーで、家ではその日の晩と次の日の朝がカレーだったのですが、「うっすらヒゲと、おでこの赤いポッチが見えてきました」「ナマステー」とインド人に扮した息子のイラストを描き、ポジティブに表現できたので「うまい言い回しができたな」と自己満足的に記憶に残っています。

プニプニしたお腹に「!?」と体型の変化に驚く長男君
あと、「朝からおかわりしまくりです。ちょっとプニプニがすごいことになっています。気を付けたいです」とお腹の肉をつまんでいるイラストを描いた連絡帳は意外に先生に刺さり、「すごく大事な情報になりました」と言われました。自分では何気なく描いた朝の1シーンだったのですが、こういう報告は園の食事をどうしていくかのヒントになったりするみたいですね。

物をポトポト落とすのは「イヤ」のサイン
長男は発達障害でしゃべれないので、「プラレールの線路や橋をポトポト落とすのは『イヤ』のサインです」など彼が出すサインの意味を書いたときも、先生方から「教えてくださってありがとうございます」とお礼を言っていただきました。
――連絡帳のやり取りは何年前から始まったのでしょうか?
papaPANDA:息子が2歳の頃だったので、およそ4年ぐらい前ですね。ちょうどそのタイミングからSNSにもアップするようになりました。
――連絡帳をSNSで発表した理由や目的はありますか?
papaPANDA:特に目的はないんです。ただ、連絡帳って「ネタがない」「なにを書いたらいいだろう?」と、お母さんたちの間では毎日書くのが苦痛だったりするみたいで。職業柄、お母さんたちとたくさん会うなかで、そういうお話をよく聞くんですね。
でも、うちではその連絡帳を父親である私が担当して、その連絡帳を見たママが笑顔になっている。その構図は自分でもいいなと思っています。
――「こんな家庭がありますよ」と知ってもらうのもありつつ、もしかすると「こういう形でパパも育児に参加できますよ」という啓蒙になるかもしれないですね。
papaPANDA:今となってはそうかもしれないですが、当時はそんなこと全然考えていなかったです。