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元48センターがなぜまた候補生に?指原莉乃「≠ME」の追加オーディションがアイドル経験者だらけになった裏側

経験者はズルい? 再挑戦に疑問の声も

もちろん、ファンの受け止め方は複雑でしょう。 今回の≠ME新メンバーオーディションも、SNSでは経験者の多さに驚く声がある一方、「完全な新人を見たかった」という意見や、前のグループを卒業して間もないメンバーの挑戦に戸惑う声も見られました。 歌もダンスも未経験の候補者の隣に、何万人もの前でライブをしてきた元センターがいる。素人よりスキルも経験も格上で、「そりゃこの子が勝つでしょ」という勝ち確ゲームを見せられている気分になるのも無理はありません。 一方、運営側からすれば、すでに知名度があるメンバーを入れたほうが人気が出ることは目に見えているでしょう。
≠ME 12thシングル「愛くださいませここでファーストキッス」(2026年6月)

≠ME 12thシングル「愛くださいませここでファーストキッス」(2026年6月)

また≠MEは2019年に結成され、すでにアリーナツアーを開催する規模のグループ。新グループではなく、完成されたチームに途中から加入するとなれば、求められるハードルは当然高いはずです。 指原さん自身、今回の新メンバー募集について、プロデューサー・運営側として「アイドルをやりたい子が1日でも長く続けられる環境」を作ることを考えたと説明しています。 となれば、「新人らしさ」だけでなく、一般的な会社同様に即戦力が候補に入るのも不思議ではありません。

アイドルがグループを“転職”する時代に

そして何より変わったのは、アイドル本人たちのキャリア観でしょう。 以前なら人気グループを卒業したあと、再びアイドルになれば、「じゃあなぜ卒業したの?」と言われかねませんでした。しかし、考えてみれば会社員だって何度も転職する時代です。やりたい仕事は同じでも、環境を変えることはある。前の会社で一定の成果を残した人が、「もうこの職種はやりません」と宣言する必要もありません。 しかも現在は、アイドルという仕事そのものが大きく多様化しています。グループによって楽曲もコンセプトも、ファンとの距離感も、目指すステージも違う。「アイドルを卒業した」のではなく、「そのグループを卒業した」。そんな考え方が成立するようになってきたのではないでしょうか。 センター経験者が再び候補生として並ぶ今回の≠MEオーディション。「卒業=アイドル人生終了」だった時代から、「次はどの場所でアイドルをする?」と考えられる時代になったのは、アイドル界にも本格的な“転職時代”がやってきたと言えるかもしれません。 <文/エタノール純子>
エタノール純子
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
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