わかりやすいプレ老化現象といえば、抜け毛と老眼かもしれません。排水溝にからまる髪の量がホラーレベルだったり、説明書の文字が小さくて読みづらかったり。
羽田さんも〈排水溝に毛玉のような塊。朝、目覚めれば枕にごっそり〉と、急に増えた抜け毛は悪夢のようだったそう。私達は目先の現象にとらわれ、シャンプーやスカルプケアに頼りがちです。しかし羽田さんが皮膚科に駆け込んだところ、原因はなんとインフルエンザ。数ヶ月前にインフルエンザに罹患したさい、咳をし過ぎて肋骨を骨折したのも起因のひとつでした。
さらに亜鉛とビタミンDの不足も発覚し、サプリメントを摂取。抜け毛はじょじょに収まったそうです。

画像はイメージです(以下同)
そして40代半ばにやってきたのが、老眼問題。手元のものがだんだん見えにくくなって、手元と目の距離を試行錯誤しながらはかるのを、ひとりで苦笑いしてしまう。老眼を自覚するのは切ないですが、〈老眼鏡をかけている人を見ると、その人の人生の深さを知るようで敬意を感じ、素敵だなと思うんですよね〉と羽田さんは語ります。
年齢を重ねて変化していくのは、決して後ろ向きなことではなく、前向きでしかないのです。
まさか私が? と不安と驚愕、やがて落胆してしまう現象が、骨盤底筋群のゆるみと体のニオイ。お腹に力を入れたとたんに尿が漏れてしまう。子宮が外に出てきてしまって「子宮脱」になる場合も。加齢臭は男性独自の現象ではなく、女性にもあります。
顔の筋肉がたるむように、体の中の筋肉も然りです。加齢臭は酸化した古い油の匂いといわれ、年を重ねれば、皮膚も頭皮も平等に変化するのは当然なのでしょう。
こうした変化はなかなか人には打ち明けられません。でも〈たいていのことは、あなただけの問題ではありません。みんな、口に出さないだけで、同じことで、そっと困っている〉。骨盤底筋群は鍛えられますし、加齢臭は食生活で改善が見込めることもあります。
大切なのは、変化を恐れず、新たな自分として受け入れることではないでしょうか。変化していく仲間はたくさんいるというのを忘れないでほしい。本書はそう伝えているのです。