上述したような有名で人気があるセレクトショップで商品を買えば、ある程度の失敗は防げます。ですが、それでもいつ何時でも高品質なものしか置いていないというわけでもありませんし、必ずしも有名なショップだけで買いたいわけでもないですよね。となれば、実際にアウターを手に取って、手触りや素材の質感など細かい部分を見極める目も必要です。
とくにアウターの機能面に大きく影響するのは、素材です。安価なアウターの場合ポリエステル100%のものもありますが、冬用のウールコートには、ウールと他の繊維を混紡したものも多くあります。筆者は、このウールの混率が60%以上あるかどうか(できれば80%含まれているのが望ましい)で暖かさが大きく変わると考えており、一つの目安にしています。
ダウンコートの場合は、中の素材がダウン(産毛)かフェザー(羽根)、どちらが多く含まれているかがコートの暖かさに影響していますね。混率だけでは品質が決まるわけではありませんが、高級ダウンは、ダウンが90%、フェザーが10%という割合で作られることが多いです。余談ですが、ユニクロは低価格ですが、ダウンの素材の配合率やダウンの膨らみは申し分ありません。縫い目の細かさなど緻密なデザイン性はセレクトショップのほうが優れているものが多い印象ですが、素材の配合率に関して言えば、ユニクロに限っては、機能性も十分ですね。
高品質なアウターは縫製の美しさに現れます。とくに肩のつけ根がしっかり、立体的なフォルムになっているか。襟にも程よい厚みと立体感があるか。そして裏地は背面まで付いているか、表地と裏地の境目部分から布地が浮いていないかをチェックしましょう。ダウンの場合は、縫製の状態や羽毛が抜けにくい加工が施されているかもチェックしましょう。
ウールコートの場合は、生地の密度が高いものほど隙間風の侵入を防ぐので暖かいです。ただ、保温性は維持できますが、コート自体が重くはなりやすいデメリットもあります。ご自身の中で快適に着られることを重視するなら、必ず試着をしてから決めましょう。軽さを重視したい場合は、コートだけでの防寒力にこだわらず、重ね着で寒さ対策をするなど、バランスを調整するとよいですね。
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