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失速していた“朝ドラ女優”松下奈緒が、異例の“再ブレイク”。今年だけで連ドラ3本主演のキャリアハイへ

 2026年だけでGP(ゴールデン・プライム)帯の連続ドラマに3本も主演。年間の4クール中3クールで主人公を演じている、と聞くと、最旬の若手俳優あたりをイメージするかもしれませんが、違います。  実は、1985年生まれで現在41歳の松下奈緒さんのことです。  今クールでは、10月22日にスタートした『アナログナース~デジタルってなんなんだよ!?~』(テレビ朝日系、毎週木曜夜9時~)に主演しています。
アナログナース

『アナログナース』公式サイトより

 さて、意外に思う人もいるかもしれませんが、松下さんはまさに再ブレイク中で、今年だけで連ドラ3本に主演しているのです。  朝ドラヒロイン後に引っ張りだこになっていた時期でさえ、年間3本連ドラ主演といったハイペースな稼働はしていませんでしたので、俳優としてぬるっと“キャリアハイ”を叩き出していることになります。

『ゲゲゲの女房』の数年後に、勢いが失速

 松下奈緒さんの出世作は、言わずもがな2010年度前期の朝ドラ『ゲゲゲの女房』(NHK)でしょう。それ以前にも数々のドラマに出演していましたが、やはり朝ドラヒロインを演じ、その作品が大ヒットしたことが本格ブレイクのきっかけでした。  その後は朝ドラヒロインの看板を引っ提げて、2011年『CONTROL~犯罪心理捜査~』、2012年『早海さんと呼ばれる日』、2013年『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』、2014年『ディア・シスター』と、毎年GP帯の連続ドラマに主演。ちなみにこの4作品はすべてフジテレビ系です。  けれど2010年代後半に勢いが失速していったのです。  松下さんの場合、なにか不祥事やスキャンダルを起こしたわけではなく、ゆるゆると人気が下降していったため、明確な原因はありません。しいて言うなら、何度もGP帯主演のチャンスがあったものの大ヒットした作品がなく、『ゲゲゲの女房』に匹敵する代表作を作れなかったことが要因ではないでしょうか。  その後も、やはりフジテレビ系で2016年『早子先生、結婚するって本当ですか?』、2020年『アライブ がん専門医のカルテ』などでGP帯・連ドラに主演しますが、2010年代後半や2020年代前半は連ドラ主演から数年間遠ざかっていた時期も…。  主演俳優としての需要が減退していた事実は否めないのです。

2026年、フジ1本とテレ朝2本でGP帯・連ドラ主演

 前述したように松下さんの人気下降に“明確な原因はなかった”のですが、それは現在の再ブレイクにも通ずるところ。いつの間にかぬるっと、今年だけで3本のGP帯・連ドラ主演という“キャリアハイ”を更新していた印象です。  もちろん細かく分析するといくつかの要因は見えてきます。  まず、今年1月期に主演した『夫に間違いありません』は、民放テレビ局のなかでもっとも関係が深いフジテレビ系の作品(制作は関西テレビ)でした。フジテレビ問題で揺れていた2025年はキャスティングでも苦心したと推測され、かつて何年も連ドラ主演してもらっていた松下さんに白羽の矢が立った――という可能性もあるのではないでしょうか。
夫に間違いありません

『夫に間違いありません』公式サイトより

 続いて今年7月期に主演したのは『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~ Season2』(テレビ朝日系)。こちらは大森南朋さん、相葉雅紀さんとのトリプル主演作で、昨年放送のSeason1の好評を受けて、同じ3人で制作された続編でした。昨年のSeason1時点では松下さんの再ブレイク感はまだなかったため、テレビ朝日も“トリプル主演の一角としてなら”といった判断だったのかもしれません。
『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~ Season2』

『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~ Season2』公式サイトより

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