そして今年10月期の『アナログナース』もテレビ朝日系。『大追跡』シリーズの実績が、松下さんへの単独主演オファーの後押しになったのではないでしょうか。
また『アナログナース』は、同局の人気作である『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズ、『ザ・トラベルナース』シリーズと3部作で、同じ脚本家によるシェアード・ユニバース作品(同じ世界観や設定で展開していく形式)となっています。
実際、松下さん演じる『アナログナース』の主人公=看護師は、『ドクターX』にゲスト出演したのが初出のキャラクターであり、『アナログナース』初回には『ザ・トラベルナース』の主人公2人がゲスト出演していました。
テレビ朝日としては、高視聴率を連発していたもののシリーズが完結した『ドクターX』のファンを、繋ぎ止めたいという思惑があったのかもしれません。『ドクターX』とシェアード・ユニバースすることができる医療ドラマとして、かつてゲスト出演してインパクトを残していたキャラクターを、『アナログナース』の主人公として独立させたのでしょう。
このように、松下奈緒さんが今年だけで3本のGP帯・連ドラ主演するほど再ブレイクしているのは、1つの大きな理由があったわけではなく、いくつかの要素がたまたま今年に重なったからだという見方ができます。
とはいえ、それは松下さんが人気下降気味でも腐らずに与えられた役に真摯に取り組み続け、少しずつ積み上げていったドラマ業界からの信頼感が、今年になって再び結実したとも言えるでしょう。
いずれにしても『ゲゲゲの女房』から16年経った今年、俳優・松下奈緒が再ブレイクしているのは間違いありません。
<文/堺屋大地>
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は
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