女性誌じゃ書けない「プロが毎日やってる本当のスキンケア」
女性ならば、肌の悩みは尽きないもの。みなさんはどんな悩みをお持ちですか?
私は最近、突然できた巨大なシミにショックを隠し切れません。……ああ、これが老化なんですね。これからもっとシミやシワが増えていくと思うと、やりきれない想いです。コレ、もう消えないの……?
「そんなことありません! 正しいスキンケアができていれば、シミやシワは確実に薄くなります」と教えてくれたのは、ヘアメイクのSAYAKAさん。芸能人やモデルのヘアメイクはもちろん、プライベートサロンでは、悩める女子たちの肌診断などをしている美のスペシャリストです(自称・美容マニア!)。
そこで今回、SAYAKAさんに真のスキンケアについて学んできました!
(1)クレンジングは界面活性剤の入ってない植物性天然オイルで
「まず、クレンジング。一般的にクレンジングオイルとなると、化粧を落とすものですよね。選ぶ際には成分表示に注意してください。食器用洗剤に使われる“界面活性剤”が入っているものは洗浄力が強すぎるので避けたほうがいいですね。具体的には、『テトラオレイン酸ソルベス-30』『テアリルアルコール』『ラウリルグルコシド』『セスキオレイン酸ソルビタン』などなど、名前を挙げるとキリがなく、数千種類にも及びます。似たような名前のものも、界面活性剤と考えていいでしょう。
オススメなのは、肌が弱い人でも使える植物性の天然オイル。見分け方としては、購入する前なら、『オイルマッサージしてそのままお湯で流す』と記載されているものは界面活性剤入りのものです。天然のオイルは水やお湯では流れません。また、持っているものを調べるなら、天然オイルは水に浮くかどうかで判断できます。もし水の中に入れて濁ったら界面活性剤が入っているものです」
(2)クレンジング&マッサージは必ず湿気のないところで
「クレンジングの際は、天然オイルを手のひらでよく温めてから顔に塗布し、3~5分ぐらいゆっくりと優しくマッサージしてあげます。注意するのは、必ず湿気のないところでやってあげること。お化粧をしていてもしていなくても、外から帰ってきたら顔にはいっぱい細菌が付いています。せめて週1回でも、時間をかけてケアしてあげてください」
私は「とりあえずメイクが落ちればいいや」と思って毎日適当にやっていましたが、クレンジングだけで見違えるほど。実際にやってもらった後、肌の触り心地がいつもと全然違う! ざらつきが取れ、肌がワントーン明るくなりました。
(3)化粧品は安物でいいから、たっぷり染み込ませる
「クレンジングのほかに、重視したいのが保湿です。洗顔して肌を清潔な状態にした後は、どんなに安い化粧水でもいいからふんだんに保湿をしてあげて。これも肌によく染み込むように、手で温めてから。手のひらで顔を包み込むように、ぎゅっと押さえてあげると肌に良く染み込みます。肌の吸い付きがなくなるまで、きちんと押さえてください。できれば顔をホットタオルで温めてあげてから化粧水をつけてあげると、より染み込みやすくなります」
今まで私、化粧水を手でちゃぱちゃぱっとつけていただけでした……。化粧水の付け方のイメージが一気に変わりました!
「コットンに染み込ませることを推奨しているメーカーもありますが、それは商品の回転率を上げるため。また、化粧水を冷蔵庫に入れて冷やすと毛穴が引き締まるというのも迷信。毛穴はそこまで敏感に収縮しません」
(4)仕上げには、必ずオイルや乳液で”フタ”をする
「そして最後に、オイルや乳液などでフタをすることも重要です。いくら化粧水をたっぷりつけても、それだけでは効果が出なくなってしまいます」
今回SAYAKAさんに教えてもらったスキンケアを続けていますが、以前よりも確実に肌が柔らかくなりました。自分の肌が変化するのがわかれば、続けることは苦ではないはず。まわりの人に「キレイになったね!」なんて言われればなおさら!
「1回5万円のエステよりも、毎日のスキンケアこそが最高級のホームエステなんですよ」
ほんとコレ名言です。私も毎日頑張ります!
<TEXT/廣野順子>
【SAYAKAさんプロフィール】
広告・CM・セミナーを中心にヘアメイクとして活動。「美しくハッピーに」をテーマに、 美容研究所「Beauty Lab」(http://beauty-lab.us/) も主催している。