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突然の汗や動悸…寝こむほどじゃない不調。リラックスのスイッチを入れるには?

<病気の予兆を見逃すな/医学ジャーナリスト・市川純子>

 その不調は病気のサインかも!? 私たちを襲う危険な病気とその予兆を、ケーススタディで紹介します。

目標数字に追われて、カラダに異変が



春の不調 ネット広告を扱うベンチャー系広告会社に勤めるSさんは、この春の人事異動でチームリーダーに昇格した。毎週の営業会議で、チームの売上目標の達成率を報告しなければならない。Sさんは広告の仕事は好きだが、新規獲得の目標数字に縛り付けられている社内のムードには少し違和感を持ち続けていた。

 常に女性らしくきめ細やかなサービスをしたいと思っていたので、過去に提案したプランがクライアントのビジネスに本当に役に立っているのか、売上につながっているのかを検証したいと考えていた。しかし既存のクライアントのフォローに時間が割かれてしまうと、新規を取りにいく時間がない。

 このストレスがピークになった頃、いつもと違う体調の変化を感じはじめた。「手がしびれる」「突然汗がでる」「数字未達を指摘されると動悸がする」「耳がふさがった感じがする」「喉がつまった感じがする」「肌荒れが治らない」……。

 日増しに症状が増えていき、度重なる不調に不安になったSさんはヘルスケアの仕事をする叔父に相談してみた。

香りを使ってリラックスのスイッチを入れる



 叔父は「健康診断では異常がなく、睡眠もとれるし食欲もある。でもなんだか不調が続く。そんな時はリラックスのスイッチを入れるために上手にアロマを取り入れてみるといいよ。アロマオイルを炊いたりしなくても、今使っているものに少し香りを追加すればいい

 例えば夜はバラの香りのする入浴剤入りの風呂に浸かる。石けんもいい香りのものに変えるといいよ。仕事場でストレスを感じたらバラの香りの歯みがき粉でいつもよりゆっくりと歯みがきをしてごらん。歯をみがくことそのものにもリラックス効果があると報告されているよ」と、やさしく答えてくれた。

バラ 会社を休むほどではないけれど、度重なる不調。そんな自分の不安感がみんなに伝播し、それが原因でチームの士気も下がり始めていたのかもしれない。

 叔父に会った夜からバラの入浴剤を入れたバスタブに浸かりランチタイム後も歯みがきをゆったりやってみた。リラックスのスイッチが見つかってからは、少しだけ元気なチームリーダーに戻った気がするSさんだった。

●専門家からのコメント

本多京子先生

医学博士・管理栄養士の本多京子先生

 国内のハーブとアロマテラピーの研究の草分けでもある医学博士・管理栄養士の本多京子先生は次のように話しています。

「古くから疲れた時にバラの香りを嗅ぐと元気が出て幸福感が増し、古くは古代エジプト時代からクレオパトラも愛用していたと言われています。その他に抗酸化作用もあるので若返りにも効果があると言われてきました。

 バラのなかでも天然のダマスクローズの精油はとても高価で貴重です。最近は、化粧品や石けんなどの他、バラの香りのする歯みがきやお菓子もたくさん出ています。バラの香りは華やかな気分になりたい時、疲れた時に積極的に暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか」

【市川純子】
1961年栃木県生まれ。私鉄系広告代理店、PR会社を経て、2004年ヘルスケア、スキンケア、栄養および食に特化したPR会社「株式会社ジェイアンドティプランニング」を設立。20年以上ヘルスケアのビジネスをサポートすると同時に、数多くの疾病啓発や生活提案に取り組んできた。医療全般、スキンケア、栄養療法などが得意分野。製薬会社、医療機関、化粧品会社、食品会社などのクライアントを数多く受け持つ。著書に『危険な病気の意外な予兆69』(宝島社)
J&Tプランニング http://www.jtplanning.biz/
ブログ http://ameblo.jp/ebisuonnashacho/
ローズの歯みがき http://www.sksoap.co.jp/rosymint/index.html

危険な病気の意外な予兆69~左の肩が痛いのは心臓からのSOS?

大きな病気は意外な予兆と共にやってきます。身体からのメッセージを見落とさないこと、そして見つけた後に正しい科で受診すること。この2つを的確に行えれば、重大な病気でも早期発見の可能性が高まります。本書では、日本人が見落としがちな様々な大きな病気の意外な予兆を、わかりやすくご紹介。厄介な病気も、初期に判断を誤らず早期発見・治療に取り掛かることができれば、治癒する確率はグンと上がるのです。正しい情報を知ることこそ、ずっと健康でいるための秘訣です!




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