―――たしかに、こういった女性向けの“癒し”を提供するサービスの中でも、外見のレベルが高いと評判ですよね。どのようにクオリティを保っているんですか?
涼宮:男性の女性向けサービスが少ないせいか、月に100人以上の応募が来ます。でも、一切の妥協をせず、一定の基準を保っています。一年近く一人も採用しないこともありました。
書類選考で選ぶ基準は、ルックスが“中の上”以上で必要条件を満たし、自己PRの文章や内容に惹かれる部分があること。それを通過するのは数十人に一人で、面接では内面の豊かさやマナー、落ち着いた癒し系の雰囲気のある人を選んでいます。最終的に面接で合格するのは1%未満です。
―――1%未満って、東大より難関じゃないですか! キャストの方々も、なかなか辞めないのでは?
涼宮:長く在籍されている方が多いですね。シープには本業がある者が多く、一般企業の正社員から学生、フリーランス、フリーターなどさまざまなので、中には、就職や転勤、芸能界で活躍して忙しくなり、退店するケースもあります。

はるひくん(23歳)
―――芸能界で活躍するって、けっこう有名ですよね。誰だろう、気になる……(笑)。ハイレベル・イケメンを活用して、今後やってみたいことなどありますか?
涼宮:女性向けの癒しサービスは男性向け店舗に比べてまだまだ種類も総数も少ないので、もっと気軽に多くの女性に安心してご利用していただけるようイケメン癒し産業の普及に努めたいです。新店舗も展開していく予定です。
現在、ソフレ(添い寝フレンド)が流行っていて、癒しを求める女性が増えてきています。数年後には、女性ひとり一人がお気に入りの専属シープを抱えることが一般的で、決して恥ずかしいことではないという認識になったらいいなと思います。
―――最後に、これまでのご経験を踏まえて、女性に無害な、癒しを与えてくれる男性を見分けるポイントを教えていただけますか?
涼宮:醸し出す雰囲気、声のトーンが優しいといったことの他、聞き役にまわる人にその傾向がありますね。
<TEXT/女子SPA!編集部>
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