妻がオバサン化するのは「夫が無関心なせい」
「結婚したら変わっちゃったんだよ……」と、妻へのグチをもらす夫は多い。でも妻から言わせれば、「誰のせいで変わったと思ってんだ」という反論が山ほどあるもの。そんな妻たちの本音を取材してみた。
夫たちがもらす不満で一番多いのは、「妻のオバサン化」。見た目に気を使わなくなったり太ったりして別人のようになり、行動もすっかりオバサン化した、というのだ。
これに対して妻たちは、「夫にこそ原因がある!」と、口を揃える。
妻たちの反論はこんな感じ。
「髪を切っても、化粧を変えても、気づいてくれない」(31歳・結婚5年目・子供1人)
「新婚当時は最低でも月1回はデートしようと言っていたくせに、今は外食すらしない」(34歳・結婚3年目・子供1人)
「めっきり夜の営みが減った。ムダ毛の処理をする気なんて起きない」(33歳・結婚3年目・子供1人)。
夫が無関心なら、美容のためのめんどくさい努力がアホらしくなってくるのだ。
また、出産と育児によって、見た目がたくましくなるのは当たり前。
「夫は、酔って帰ってくるたびに妊娠線とたるんだお腹を見て、『ひどいな~』って。デリカシーなし。本当に傷ついてます」(36歳・結婚8年目・子供4人)、
「毎日子供を抱いてお風呂に入れていれば腕は太くなるし、子供が残した食事がもったいなくて自分で食べて……。結果、太ってしまった」(36歳・結婚8年目・子供2人)。
そして、子供への愛情と反比例するように旦那への関心は薄れ、それは容貌の変化に表れる。
「出産前後で半年以上セックスがなくなると、自然にダンナを男として見なくなり、化粧もしなくなる」(29歳・結婚2年目・子供1人)
かくして妻は“オバサン化”するわけだが、夫の稼ぎも、妻の変化と密接に関連している。
「スーパーのタイムセールに並ぶのがオバサンっぽいのはわかってる。でも、夫の稼ぎを考えたら仕方がないでしょう」(35歳・結婚6年目・子供なし)
少ないサラリーを懸命にやりくりして頑張っているのを、“オバサン化”と切って捨てられては、立つ瀬がない。
家庭を回すために髪振り乱してるんだから、「そんな(オバサン化した)キミがステキだよ」ぐらいに思ってほしいものだ。
<PHOTO/Ekaterina Gorelova>
―「妻の劣化」問題、妻からの大反論【1】―
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