Entertainment

松坂桃李、クマ役でニコール・キッドマンと“共演”

 世界中で愛され続けている児童文学『くまのパディントン』が実写映画化され、公開中です。『ハリー・ポッター』シリーズのプロデューサーが手掛け、公開された国々で大旋風を巻き起こしているハートフルなコメディ『パディントン』の日本語吹き替え版でパディントン役を務めた松坂さんがその魅力を語りました。 松坂桃李さん========== あらすじ  ある事情によって南米ペルーから大都会ロンドンへとやってきたパディントン。紳士的に人々に挨拶するも、だれも反応しないなか、ブラウン一家の夫人が「うちに来る?」と声をかける。常に一生懸命なパディントン。でも彼の周囲にはいつもトラブルが巻き起こり、ブラウン一家はてんてこ舞い。一方で、言葉をしゃべるクマ、パディントンに目をつけたミリセント(ニコール・キッドマン)が、彼を誘拐しようと画策していた。 ========== ⇒【YouTube】映画『パディントン』予告編 http://youtu.be/_qzzqaHyfa8

オファーにビックリ。クマ役といえば有吉さんかと

――『パディントン』はキャラクターとしてとても有名です。吹き替えが決まったときのことを教えてください。 松坂:そうですね。確かに僕も絵は知っていましたが、パディントンの物語、世界観は今回の作品で初めて知りました。オファーに関しては、「僕ですか!?」と何度も確認しましたよ。クマといえば有吉(弘行)さんというイメージが強かったので(笑)。 ――実写映画で登場したパディントンをどう思われましたか? 松坂:絵本のパディントンは本当に可愛らしい印象だったんですけど、実写はものすごくクマクマしいんですよ(笑)。まんまクマ。ただロンドンにやってくることによって、どんどんみんなが知っているパディントンになっていく。そこに行くまでの過程、物語がとてもいいんですね。 ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=442522
『パディントン』より_1

『パディントン』より

――物語も映像もステキです。 松坂:そうなんですよ。色彩センスとか素晴らしくて。作り手側のこだわりが伝わってくる。舞台はロンドンですが、どこか絵本のページをそのままめくったような映像なんですよね。内容的も一見、ドタバタ劇なんですが、そこから生まれる家族の絆などもしっかり描かれていて、大人が観ても楽しめる作品だと思います。

ニコール・キッドマンと共演!?

――お気に入りのシーンを教えてください。 松坂:パディントンは何に対しても一生懸命なのがいいんですよね。だから放っておけないし、魅力的。個人的に特に好きなのは、ニコール・キッドマン演じる謎の美女ミリセントが『ミッション・インポッシブル』風にパディントンを誘拐しに来るシーンです。ガスマスクをして、天井からす~っと降りてきたミリセントを観て、パディントンは「象だ!」って驚く(笑)。もうめっちゃおもしろくて(笑)。そうか、クマの目にはあれは象に見えるんだ!って。これは人間の役をやっていては味わえない感情ですし、おもしろかったですね。
『パディントン』より_2

『パディントン』より

――ある意味、ニコール・キッドマンと間接的に共演したことにも… 松坂:あはは。本当だ! 言われてみれば、そうですね。そうかぁ、確かにある意味、ニコール・キッドマンと共演したことになるのか(笑)。光栄です。今度は直接お会いして共演したいですね。

大人の女性の包容力は素晴らしい

『パディントン』より_3

『パディントン』より

――ブラウン一家との物語が中心ですが、夫人がとてもステキです。松坂さんは、彼女のような大人の女性はいかがですか? 松坂:いやぁ、このブラウン夫人の包容力? これは大人の女性じゃないと出せないですよ。一番、最初にパディントンの味方になってくれるのもブラウン夫人ですから。彼女が「あなた一緒に来る?」って言ってくれたから物語が始まるので。ブラウン夫人、あったかいわぁ~(笑)。何を言っても、「いいわよ」って許してくれる感じがしますよね。彼女はステキです。あの包容力は素晴らしいです。 ――2016年もすでに本作で2作目の公開になりますが、昨年は本当にたくさんの作品でさまざまな役に挑戦されましたね。 松坂:常々、いろんな役に挑戦したいと思っていますが、ここ数年、本当にいろいろな役をやらせていただきました。さまざまなことに挑戦できて、新しい扉を開けることができました。たくさんのプレゼントをもらえたので、今年はしっかりとそれを自分自身のものにしていきたいです。一歩一歩、より濃厚に、深く、えぐるようにやっていきたいと思っています。 松坂さん_2<PHOTO、TEXT/望月ふみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 『パディントン』は全国公開中 配給:キノフィルムズ (C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited 『パディントン』オフィシャルサイト http://paddington-movie.jp/
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ