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「ゲイバー」がノンケ女性に人気!好かれる/嫌われる女性客、3つのポイント

(3)コスパにこだわりすぎない

 ゲイバーの価格は比較的安価に設定されています。それは、ゲイバーはもともとゲイ客だけを対象にしていたからです。  どこでも楽しめる店があるノンケの皆さんと違って、ゲイであることを隠さずに飲んで話ができ、友達や恋人と出会うことができる場はとても限られています。昔からそういう場であったゲイバーは、言うなれば会員制サロンのようなもの。常連になってしょっちゅう通いやすいように、ゲイバーの料金は安めに設定されているのです。  そういう背景があるので、ゲイじゃない人が入れるゲイバーも、比較的安価な店が多いのです。 ……でも考えてほしいことがあります。  たとえばゲイバーがたくさん集まっている新宿2丁目は、都心の一等地です。家賃が決して安くないってことは、誰だって分かりますよね。さらに、働くスタッフの人件費や、諸々の経費を合わせたら、そんなに安い価格で経営が成り立つでしょうか?  たとえば一般の店ではよく「レディース料金」などが設定されていますよね。なぜこういうサービスがあるかというと、女子には安い料金で多く集まってもらい賑やかになることで注目される宣伝効果を狙っているわけです。つまり、女子には安くして、男子からしっかり料金を払ってもらうわけです。  ゲイバーにおいては、一般の女子は「ゲイ」であり、男子は「ノンケ男女」なのです。ですから、多くのゲイバーでは「レディース料金」の代わりに「ゲイ料金(組合料金)」など、ゲイ客はノンケ料金よりも安く設定されています。  つまり、ゲイバーにおいてノンケ男女に期待されていることは、しっかり料金を払ってくれることなのです。 <GOOD>========  今のようにカジュアルにノンケ男女がゲイバーに行けなかった昭和の頃は、新宿二丁目のゲイバーに遊びに来るノンケ男女は「訳知り客」と呼ばれていました。これはゲイバーの由来や、どういう場所かを理解しているお客さんという意味です。  つまり「ゲイバーは自分たちのホームではなく、アウェーで遊ばせてもらっているのだから、ケチケチせずにお金を使わなければならない」ということを理解していたのです。 「訳知り客」は夜の世界で遊び慣れた大人が多く、実に粋な飲み方を知っていました。  でも若い女子は使えるお金が限られていますから、かつての「訳知り客」のような飲み方はできません。それは店の側でも分かっています。  女子に期待されているのは、 (1)主役になろう、とは考えない (2)イジられることを喜ぶ  ということを理解して、他のお客さんとも楽しく過ごしてくれることです。  ゲイのスタッフやゲイ客と女子が楽しく過ごしていれば、そこに同席した男子も楽しくないはずはありません。女子の前ではカッコつけたい男子がたくさん飲んで、しっかりお金を払ってくれれば店にとってはありがたいのです。  もしくは、女子の前ではカッコつけたがる懐の豊かな男子を連れて来るのも、店にとってはありがたいことです。そんな遊び方をしてくれる女子なら、店のスタッフにも、ゲイ客にも人気が出ること確実です。 < BAD>========  安く飲めるから、ということだけに重点をおいて飲みに来るノンケ客は、決して歓迎される存在ではありません。2人~数名で来ては、キープしている一番安い焼酎のボトルをチビチビ飲み、周囲の人やスタッフともほとんど話さず自分たちだけの世界を作る。  そういう女子は大概、会計のときに「安~い」「こんなに安くて大丈夫なんですかぁ?」と言うのです。  だってセット料金のみなのだから、安いのは当たり前だし。  本当に安くて悪いと思うなら ・ガンガン飲んでボトルを空ける ・それが無理なら一杯くらいはショットで飲む ・自分たちが飲めないなら店のスタッフにショットで飲ませる (なぜなら、ボトルから飲ませてもセット料金に加算はされないから。あと少しでボトルが空になる、という時以外はボトルから飲ませられても店側にとっては旨味がない)など、とにかくセット料金のみでは帰らないくらいの気配りの心は最低でももっておいてほしいもの。  それができないノンケ客は、店のスタッフやゲイ客から 「こいつ、分かってねぇなぁ」「コスパ考えるならチェーンの安居酒屋にでも行っとけ!」と思われること確実です。  少し辛辣なことも書きましたが、ちょっとした気づかいでゲイバーは貴女にとってもっと楽しい場所になるはずです。  いいお客さんになって、ゲイバーをますます楽しんで下さいね。
<コンテンツ提供/Letibee LIFE> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【Letibee LIFE】 LGBTと様々な人達の視野を広げるメディアサイト。 20人以上のLGBT記者たちが、本気記事を毎日配信中 http://life.letibee.com/ ※下記のような記事を掲載中 ●知る人ぞ知る!吉祥寺ご当地ゲイバー “BOMBER” ●頻発する性的マイノリティ差別発言を見逃してはならない理由 ●“母をナメるな!” あるゲイのカミングアウトストーリー
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