壊れたジュエリー、引き出物…実は売れる“お宝”が部屋に眠ってない?
使わなくなったブランド品やジュエリーが、お部屋で眠ってませんか? もしかしたら、それ意外と高く売れるかも…。
金・プラチナなどの宝飾品やブランド小物・洋服を買い取る「リファウンデーション」というサービスを運営するラウンジデザイナーズ代表取締役兼査定鑑別管理人の杉兼太朗さんに、高く売るコツを教えてもらいました。
前回は、良心的な買い取り業者の見分け方を聞きましたが、今回は、自宅の“お宝”を探すコツについてです。
──さすがに「なにを持って行っても買い取りしてくれる」わけじゃないですよね?
杉さん:商売ですから、当店でも「絶対に売れない品」は丁重にお断りさせていただきます(笑)。
しかし、皆さんが「これは売れそうもないな…」と思い込んでいる品でも、案外“換金”につながるケースはありますので、以下のポイントを押さえて、もう一度自宅の中を見回してみましょう。
・結婚式でもらった引き出物を再チェック
ティファニーのペアグラスセットなど、数年間箱の中にしまったままの品は、完全な“新品状態”なので、高額で買い取ってもらえる可能性が高い。
・アウトソールだけが汚れている靴は見込みアリ
靴の査定は、インソールと外側のコンディションが買い取り価格を左右するので、パッと見だけで判断しないほうがいい。
・季節外れのアウターでも大丈夫
今や、たいがいのお店がインターネットで世界中に販売していて、南半球も市場となるため、季節はほぼ関係ない。
・壊れた宝飾品でもあきらめるな
曲がった指輪・切れたネックレス・変色したシルバーリング・片方になったピアス……などのジュエリー、あと、指輪から取れてしまった石でも買い取りは可能。ただし、その扱いはお店によりまちまちなので、買い取りのOK・NGを事前に確認しよう。
・「ケア」が査定に大きな影響を与える
たとえば、バッグや財布は付属品の有無、真珠製品なら汗で表面が白濁しないようマメに布で拭く……など、使用した後のケアが行き届いていれば、査定価格が高くなる。
・売りたい品の第一印象が大事
査定人は、品が丁寧に梱包されているか……などでお客さまの品に対する愛着の深さを推測する。たとえば、財布の内ポケットに昔のレシートや、髪の毛が入っていたりすると、どんな有名なブランド品でもマイナス評価になることも。
プラチナやダイヤモンドは、『パイプユニッシュ』(排水口用洗剤)に一晩漬けておくと見違えるようにキレイになるので、そうやって“自前クリーニング”をしておくことも有効です。
──杉さんのアドバイスどおりに“整理整頓”すれば、なんかものすごい量になっちゃいそうなんですけど……(笑)。
杉さん:現在は、ほとんどのお店が配送料などを無料にしているので、判らない品は取り急ぎ全部送ってしまい、買い取り側に選別させるのも手だと思いますよ。
<TEXT/山田ゴメス 取材協力/ラウンジデザイナーズ>