全身が湿疹だらけ!誰にでも起こる“薬疹”の恐怖
“薬疹(やくしん)”という言葉を聞いたことがありますか? 聞き覚えがなくても、実は、病院や薬局などで必ず聞かれているんです。「お薬によるアレルギーはありますか?」と。
そう、薬疹とは、内服薬や注射などにより体内に入った薬でアレルギーが生じ、皮膚にさまざまな疾患が現れる病気のことです。
実は筆者は最近この薬疹にかかってしまい、非常に苦しい夏を過ごす羽目に陥りました。意外と身近に潜んでいる薬疹の危険性についてレポートしていこうと思います。
事の発端は私が入院(大した病気・手術ではありませんがその内容はコチラ)したときに処方された薬。なんのためらいもなく服用していたのですが、これがアレルギー反応を起こし、全身に湿疹を発症させたのです。
服用して約1カ月後。ある日突然、ヒジだけに湿疹が現れました。これが時間を追うごとにかゆみも伴って全身に出現……顔と局部以外がブツブツだらけという乙女にとって悲劇的な状態に。
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かゆみで一睡もできず、翌朝、近所の皮膚科へ出かけました。そこでマック鈴木似のチャラそうな医者が下した診断は……
「蕁麻疹(じんましん)ですねぇ」
耳を疑いました。かゆみや発疹量が尋常じゃなかったからです。後でそれが誤診だとわかるのですが、薬疹は決してメジャーなものではないので診断が難しいのだそう。
もちろん、その医院で処方された薬を飲んで塗布してもまったく効かず、かゆみも止まらず、結局深夜耐えきれなくなったので救急病院のお世話になる始末。私の思考回路が湿疹による不安で支配されていました。「このまま治らなかったらどうしよう……」