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妻夫木聡、綾野剛ら豪華キャストの話題作『怒り』。李監督が撮影裏を語る

本編の写真の映像にはある仕掛けが

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=591225
『怒り』より_4

『怒り』より

――3人の男の写真について、東京、千葉、沖縄編でそれぞれ写真を変えているとか。 李:はい。疑念は、自分に対する自信のなさが出発点だと思うんですよ。自分の心の中にある隙間によって、冷静によく見たら違うはずなのに、どんどん分からなくなってしまう。一度疑念が芽生えると、その人の中ではそれが事実として確立してしまう。その心境をどう映像として具体化できるかを考え、3人の要素をそれぞれの場所で微細に使い分けることにしました。 ――編集の段階で変更になった部分、より強く打ち出された部分はありますか? 李:犯人が発覚する一連のクライマックスですね。脚本では、細かいテンポで三カ所が織交ざり緊張感が高まっていきます。そこを編集で、犯人を明かす直前から一つのエピソードを切り離し、ラストのシークエンスへと繋げました。そうすることで、この物語が犯人解明で終わるのではなく、その先に伝えるべきことを明確に提示できたかと思います。
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『怒り』より

<TEXT&PHOTO/望月ふみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 『怒り』は全国東宝系にて9月17日より公開 配給:東宝 (C) 2016映画「怒り」製作委員会
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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