あなたの心境を踏まえてアドバイスできることがあるとすれば、天罰を恐れる前に、彼氏とあなたのセックスの価値観がどの程度一致しているのか確認することです。 　それから、彼氏にあなたの願望をわかってもらえるといいです。男にとって酷な話ですが、愛情の量や深さとセックスの能力は比例するわけではないので。 　当然、あなたにもそれ相応の覚悟を持ってもらいます。彼氏に対して感じている物足りなさと同じもの、もしくはそれ以上のものを、彼氏があなたに抱いていても責めないでください。自分だけが欲望を叶えられればいいなんて都合がよすぎます。自分がしたいことは相手にもさせてあげる、自分ができないことは相手に求めない。これが人と付き合うときの基本だと僕は思っています。 　以上の話を聞いて、それでも他の男とセックスをしてみたいと思うなら、あなたの欲望は本物です。僕はそういう人が大好きです。そういう人の方が信用できます。周りがどれだけ綺麗事を言っても耳を貸す必要なんかありませんからね。自分の好きなように生きて、自分で責任を取りましょう。心から応援しています。 　最後に、考えて欲しいことがもうひとつだけあります。人生最後の飯は何を食べたいですか？ 　最後なんだから豪勢にミシュラン三つ星の料理を食べたいですか？ それとも、慣れ親しんだおふくろの味のような手料理が食べたいですか？ 高級な素材を使っていなくても、超絶的なテクニックで調理されていなくても、慣れ親しんだ懐かしいあの味が一番って思う人の気持ちが想像できますか？ 　僕はグルメな料理も楽しみたいし、愛情のこもった手料理の美味しさもわかる人でありたいと思います。 　さて、あなたはどうですか？ ＜TEXT／森林原人＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集！】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォームまで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。 ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。