変動費のなかで大きいのは食費・交際費。気を抜けばいくらでも使ってしまいます。
外食はランチだけにしておく、夜の外食はコスパの良い店を何軒か決めておく、など工夫が必要です。
また、「外食代は月合計○万円」など「予算」を決めて、それ以上使わないのも賢明。食費や交際費だけでも家計簿をつけるといいかもしれません。
実家暮らしの女性が「実家に入れるお金」として多いのが、3万円だそうです。だったら毎月大きい額を貯蓄できるはずなのに、実際は、いくらでも浪費してしまう人が多いのです。
仮に、一人暮らしと実家暮らしの収支モデルを、ザックリ見てみましょう。
●一人暮らしのAさん…手取り月収25万円、住居費8万円/月
●実家暮らしのBさん…手取り月収25万円、家に入れるお金3万円/月
食費も多少浮く、水道光熱費はゼロ
すると、ほかの変動費がほとんど同じでも、
●一人暮らしのAさん→月5万円貯金
●実家暮らしのBさん→月12万円貯金
これだけ貯金してもやりくりできる計算になります。実家暮らしの間が、いかに貯金の大チャンスかわかるでしょう。
くどいようですが、将来に回すべきお金は使えないと思って、分相応の生活をすることが大事なのではないでしょうか。
鄭英哲さん
<TEXT/鄭英哲:株式会社
アートリエールコンサルティング代表取締役>