Entertainment

松田龍平と戸次重幸、現場では目を合わさないようにしていた?『ぼくのおじさん』インタビュー

現場では目を合わさないようにしていた?

――おふたりが恋するエリーに扮した真木よう子さんの印象は? ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=615591
『ぼくのおじさん』より_3

『ぼくのおじさん』より

松田:真木さんってミステリアスな雰囲気じゃないですか。はじめ台本を読んだときに、エリーは分かりやすいハワイアンってイメージで、どんな風に演じるんだろう、新境地だなと思っていました。 実際にお会いしたら、明るい瞬間はびっくりするくらい明るいんですけど、でもやっぱりミステリアスで、そこが深いなって。エリーのバックボーンを感じられてよかったです。ぴったりでした。 戸次:その人にしか出せない雰囲気って絶対にあって、ある意味役者ってそこで勝負している部分もあるから、本当にエリーは真木さんでぴったりでしたね。映画って背負っているものを短い時間の中でリアルに見せなきゃいけない。明るいシーンでも何か感じさせる雰囲気を出さなきゃいけないわけですが、完璧な仕事をされていたと思います。 ――役の関係性から、あまり親しくしないようにしたといったことは?
『ぼくのおじさん』より_4

『ぼくのおじさん』より

戸次:僕は一応、目を合わさないようにしてましたね。 松田:あ、そうなんだったんですね。 戸次:嘘ですよ(笑)。そんなことなかったですよね。 松田:そんなことなかったですね(笑)。 戸次:ほぼ順撮りしていただいて。ハワイでのクランクインが、物語でもハワイでのファーストコンタクトの場面だったのでやりやすかったです。 松田:“おじさん”はエリーが自分に惚れてると思っているんですが、僕自身は大丈夫かなと思っていました。胸が痛いというか(苦笑)。戸次さんにお会いしたとき、さらっと爽やかに現れたので、あ、これは勝てないとトドメを刺された感じがすごくしました(笑)。でも“おじさん”としては最後まで、青木には負けられない気持ちでやってました。 ――戸次さんは個人として、“おじさん”のような人が近くにいたら仲良くなれますか?
『ぼくのおじさん』より_5

『ぼくのおじさん』より

戸次:いや、距離を取りますね(笑)。自分のテリトリーに入ってこないように、距離を取ってるぞ! というのが分かる接し方をします。ちょっと100円貸してくれませんか? と言われても、嫌です! ってしっかりと断りますね。だって返ってこないですから。 松田:“おじさん”はとにかく屁理屈ばかり。そのあとの掛け合いというか、雪男の心の中の声で広がりを見せるキャラクターなんですよね。その関係性が面白いと思います。 <TEXT&PHOTO/望月ふみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 『ぼくのおじさん』は全国公開中 配給:東映 (C) 1972北杜夫/新潮社 (C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会 ●松田龍平 ヘアメイク/須賀元子 スタイリスト/坂元真澄(The VOICE) ●戸次 重幸 ヘアメイク/横山雷志郎(Yolken) スタイリスト/小林洋治郎(Yolken)
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ