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雨宮まみさんの訃報に寄せて―宇多田ヒカルの『俺の彼女』を聴きながら【森林原人】

 11月15日、「こじらせ女子」という流行語を生んだライターの雨宮まみさんが、40歳の若さで亡くなりました。

 自らの女性としての価値に劣等感を抱き、その心中を赤裸々に表現してきた雨宮さん。現代女性の生きづらさを痛いほど的確に、真っ直ぐに代弁する彼女の言葉に救われた女性は多かったことと思います(女子SPA!編集部の34歳の筆者もその一人です)。

雨宮まみ著『女子をこじらせて』(ポット出版)

雨宮まみ著『女子をこじらせて』(ポット出版)

 女子SPA!で「性活相談」を連載するAV男優の森林原人さんは、AVライターでもあった雨宮さんと古くから親交があり、先日、自身の新刊『イケるSEX』の刊行を記念し、10月14日に彼女と対談を行ったばかりでした。

森林原人さん(左)と雨宮まみさん

対談された時の森林原人さん(左)と雨宮まみさん/写真:林紘輝

 そんな森林さんに、雨宮さんへの想いを寄せていただきました。

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※この原稿は逝去の一報が入った11月17日に書かれたものです。

 雨宮まみさんが亡くなったと聞いて、今日はずっとため息ばかりついていた。

 欲望むき出しの男優の方がいいと言うAVライターと、セックスのことで頭の中いっぱいのAV男優として知り合い、雨宮さん主催のイベントにゲストで呼んでもらったり、雨宮さん脚本のAVに出たりして、いつの間にか仲間のような想いを抱いていた。

 ついこないだは、僕の本が発売されるプロモーションで対談をするなら誰がいいかと聞かれ、真っ先に雨宮さんの名前を挙げさせてもらった。その時の対談内容はまだ記事にもなってないのに、あまりにも急なことで言葉につまる。

 雨宮さんが大絶賛していた宇多田ヒカルのニューアルバム、僕も大好きです。雨宮さんが心酔していた『俺の彼女』を聴くたびに、雨宮さんの気持ちを思い浮かべたりしていた。


 滅多に会う機会がある間柄じゃないから、いなくなったなんて全然信じられくて、やりきれないため息ばかりで、全然気持ちの整理なんかつかないけど、『俺の彼女』を、宇多田ヒカルを、今日はひたすら聴いてる。

 もう少し気持ちが落ち着いたら、雨宮さんが好きだった甘海老を食べようと思う。

この世でいちばん好きなもの、甘海老

Mami Amamiyaさん(@mamiamamiya)が投稿した写真 –


 雨宮さんにはもう会えないけど、雨宮さんの言葉が残ってるから、それを辿っていこうと思う。

 こないだ対談で会った時に言えなかった言葉。

「すごい綺麗になってて、めっちゃそそります」

 あの場でちゃんと言ってたら笑ってくれたかな、照れたりしたかな、もっと仲良くなれてたかな。

 もう今さらだけど、会えて本当に嬉しかったです。今でも、仲間だって、勝手に思っています。

 雨宮さん、また会いたかったです。

<TEXT/森林原人>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

【森林原人/モリバヤシ ゲンジン プロフィール】
35歳。AV男優歴16年。日本人の生涯セックス回数は、年平均46回×60年=2760回で、この4倍近くセックスしていて、セックス経験だけで言えば3回生まれ変わって只今4回目の老後を満喫中。
★Twitter(@AVmoribayashi

森林原人
1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に「イケるSEX」(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とオンラインサロン「森林公園」を運営。 ★Twitter(@AVmoribayashi
東京を生きる

九州で過ごした年月を、東京で過ごした年月が越えてゆく――
地方出身者すべての胸をうつ、雨宮まみ初めての私小説エッセイ!

イケるSEX

女子SPA!の人気連載「AV男優・森林原人の性活相談」が書籍化!
経験人数10,000人超のトップ男優である森林原人が、セックスに悩める一般女性の質問に愛をもって答える。「イク感覚がわからない」「彼がゴムを付けてくれない」「“30代処女”は重い?」etc.




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