マツコも言うとおり…紅白歌合戦はもう限界だ
めっちゃ楽しそうなBBCの年末音楽企画
それだけでなく、参加していないときでも他人の演奏をじーっと見つめて、何かひとつだけでも盗んで帰って行こうという意欲に溢れている。その様子を逃さないカメラワークも見事。みんな、三橋美智也をながめる談志のような顔で音楽と接しているのです。
音楽番組に期待するのは、この当たり前の風景だけなのです。そして、歌手やミュージシャンには、このある意味では“退屈な”画面に耐え得るだけの迫力を備えていてほしい。それは、かつての日本には確実に存在していたものなのですから。
<TEXT/音楽批評・石黒隆之>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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