ここまでは微笑ましかったり、ムフフとなる江戸言葉を紹介してきましたが、それだけですまないのが奥深いところ。ちょっと背筋が寒くなるような言い回しもあるのです。

たとえば「
信実」(しんじつ)。その通り、本気だとか愛情が深いという意味なのですが、そこに性愛が絡んでくるとちょっと見え方が変わってきます。奥さんが脚をひろげて、旦那にこう詰め寄るのです。
<「わっちに
信実なら、これをなめな」>
(p111 春本『好色春の風』)
こんな風にすごまれたら、謹んでハーモニカを吹くしかありませんね。
そして最後は「
命の洗濯」。これはズバリ、セックスそのもの。パンパンしてリフレッシュすると生まれ変わった気分になるからでしょうか。さわやかなのに重みのある、不思議な言い回しですね。
というわけで、最初のクイズの答え合わせ。
(1)つび…女性のアソコ
(2)吐淫(といん)…愛液
(3)湯文字(ゆもじ)…女性の下着
(4)得手吉(えてきち)…男性のアソコ
(5)とぼす…性交
でした。『真田丸』をきっかけに、ちょっと雰囲気を変えたラブライフを試してみては?
<TEXT/比嘉静六>