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あの炎上CMを作った“外圧おじさん”は「逃げ恥」で勉強し直せばいいよ

外圧フリーの「逃げ恥」人気

「女は男から見てこうあるべき」という外圧メッセージは、もはや炎上待ったなし案件。周りを見ていても「女はこうあるべき」という常識や男性からの要望に疲れている女性はすっごく多い。
逃げるは恥だが役に立つ2

「逃げるは恥だが役に立つ」より(C)TBS http://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/

 じゃー彼女たちはどんなメッセージを受け取りたいのか? ってことなんですが、ここで考えたいのが先日ドラマが終了した『逃げるは恥だが役に立つ』。  ドラマは細かい作り込みやキャスティングや恋ダンスなどのエンタメ要素が素晴らしかったのでヒットして当然かなとも思うんですが、特にいいなと思ったのが「男が望む女」という外圧に悩みつつもそれに従わないところ。  みくりもゆりちゃんも「男性に選ばれるために努力する女性」ではありません。そのことに悩みつつも、自分に合うパートナーを選び、「普通」とはちょっとズレていることを認識しつつ、自分たちにとって心地よい関係をパートナーと一緒に築いていきます。

変わりたい女性の共感を呼ぶのは、外圧ではなく多様性の提示

「逃げ恥」が提示する「世間からみたらマイナーかもしれない自分を肯定しつつ、理想のために女性が模索しながら変わっていく」というメッセージは、「現状の君は世間(男)から見てマイナスだから変わるべし」という炎上CMのメッセージとは、主語も「現実と理想の埋め方」も真逆です。 「現状を変えたい」と思っている女性は今も昔もたくさんいて、母数はそんなに変わってないと思うんですよね。外圧にうんざりしている現代の女性には「こういう選択肢もあるし自分で選べるんだよ。だからこういう変わり方はどう?」という多様性の提案メッセージが刺さったのではないでしょうか。  来年に炎上案件が出てくるかどうかは意思決定おじさんの学習能力によるので、出てくるたびに「滅~~~外圧おじさんは滅~~~」と退魔のおまじないを唱えながら「ノー」を言い続け、多様な価値観を提案してくれる作品や人間を支持していきたいと思ってます。 <TEXT/ぱぷりこ>
ぱぷりこ
妖怪男ウォッチ』を書く、筆圧の谷の妖精。たまに外資OL。 ブログで妖怪男女を供養し、『ぱぷりこの恋愛お焚き上げ相談』(note)で百鬼夜行な相談をお焚き上げしている。チャームポイントは筆圧。 ブログと同名の書籍『妖怪男ウォッチ』は史上(たぶん)初の「妖怪恋愛を退散させる御札」12枚つき。 ブログ:http://papuriko.hatenablog.com/ 書籍:妖怪男ウォッチ Twitter:@papupapuriko note「恋愛お焚きあげ相談}:https://note.mu/papuriko
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