――今回の役作りで意識した点は?
竜星:やっぱりMr.マックスマン(千葉雄大)とBros.マックスマンのふたりが一緒に変身するシーンは見どころだと思うんです。そこだけでもお兄ちゃんと弟の個性が出せたし。お兄ちゃんあっての英雄という部分もあるので、そこを自分の中で埋めていく作業をするためにも、まず千葉ちゃんに電話をして、お願いしますと言いました。千葉ちゃんは、「そうなんだよね~、よろしく~」って(笑)。
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――撮影のときはどんな感じだったのでしょうか?
竜星:僕が10代の頃から千葉ちゃんとは一緒にやっているので、懐かしい感じがありました。僕は千葉ちゃんをいじるタイプなので、千葉ちゃんは僕のことを本当にイヤだって言ってますけど(笑)。
――千葉さんはご自分を腹黒王子と言っていましたが、竜星さんがご自身にキャッチをつけるなら?
竜星:時間にルーズ王子かな。基本的にゆっくり生きてます。コンタクトを取るとさらに動きが遅くなります。朝とかも、時間ギリギリまで寝ていたい人もいますが、僕は何時間も前に起きて、コーヒーを飲んで、ゆっくりして結果、ヤバイヤバイってなるんです。英雄にも正義にも口グセがありますけど、僕の口グセは「ヤバイヤバイ」ですね(笑)。
――出来上がった作品を観た感想はいかがでしたか。
竜星:メットオフしてよかったと素直に思いました。あとヒーローがふたり登場するというのは、やっぱりゾクゾクしましたね。コメディ色が入っているから最後まで痛快に観られるし、過去にヒーローものに出てきた人たちがたくさん出演しているので、そういう意味でもおいしい、エンタメに富んだ作品だと思いました。
――最後に、竜星さんにとってのヒーローとは?
竜星:人でいったら、矢沢永吉さんが永遠のヒーローなんですけど。信念を持っている人がいいですね。あと、『Bros.マックスマン』のように一生懸命やっている人。そういう人がヒーローであってほしいと思います。
※『Bros.マックスマン』は1月7日より新宿バルト9ほかにて全国公開中
配給:KATSU-do
(C) 2016『Bros.マックスマン』製作委員会
オフィシャルサイト
http://www.bros-maxman.com/
<TEXT&PHOTO/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi