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風俗に行く男は風俗嬢に共感している!? 漫画家・鳥飼茜が男目線で気づいたこと

『おんなのいえ』『先生の白い嘘』『地獄のガールフレンド』など、女性が直面する問題を描いて高い評価と支持を集める漫画家・鳥飼茜さんが、昨年10月から『週刊SPA!』(以下、SPA!)で「ロマンス暴風域」を好評連載中です。

 物語は、仕事も恋愛もうまくいかず疎外感を味わう主人公・サトミンが、店で出会った風俗嬢に運命を感じて恋に落ちるストーリー。しかしそこは一筋縄ではいかないのが鳥飼作品、男性読者に都合のいい展開にはなりません。

『週刊SPA!』2月21日発売号に掲載の第11話でも、男女の風俗に対する認識の違いを巡るやりとりが描かれています。

「ロマンス暴風域」第11話より

「ロマンス暴風域」第11話より

 女性視点の作品が多かった鳥飼さんが、なぜ男性の視点で風俗を題材にした連載をはじめたのか。前回は作品につながる自身の心境の変化や、男の生きづらさへの考え方を語ってもらいました。今回は「受け入れられないことの中にも共感を探す」という試みの真意、そして鳥飼さんの中の「風俗に行く男性」像に踏み込みます。

鳥飼茜さん

鳥飼茜さん

知らないことは怖い



――鳥飼さんはなぜ、許容できないことや、理解できない人の中にも、なんとか共感できる部分を見つけたい、と考えているんでしょうか?

鳥飼:それをしないと、ただ断絶するしかなくなってしまうから。たとえば、たくさん人を殺した人の気持ちはまったくわからないし、私だってわからないと思いたい。でも、そういうことがどうしたら少しでも減らせるかって考えたときに、自分もこういう条件が揃ったら同じ結果を引き起こしてしまうかもしれないなって想像することは、決してムダじゃないというか。

――理解不能なものに対する恐怖を取り除きたい、という気持ちもあるんでしょうか。

鳥飼:ああ、そうですね。たぶん私、めちゃくちゃ怖がりなんですよ。不安や受け入れたくないことがいっぱいあって。怖いから知りたい、知って安心したいという気持ちが強いんでしょうね。

鳥飼茜さん_2――不安だからこそ知りたい、怖いからこそ理解したい、というのが鳥飼さんの創作のモチベーションなんでしょうか?

鳥飼:自分が理解できなくて不安なものに対して、本人や当事者から直接聞けたら一番早いんだろうけど、本人が本当のことを言ってるかどうかもたいがいアテにならないじゃないですか。だから、いろんな人からいろんなことを聞く中から、自分にとって本当だなと思えるポイントを見つけていって、それを一本の線につなげていく。私は、漫画を描くことでそういう作業をしているのかも。

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自分の中にいる“男の人”を探しながら描いている

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※鳥飼氏の目から見た男性の特性や風俗観、『週刊SPA!』ヘの意外な思い入れを語る「日刊SPA!」のインタビューもあわせてお読みください。

⇒鳥飼茜『ロマンス暴風域』第1話を無料公開

⇒鳥飼茜『ロマンス暴風域』第2話を無料公開

週刊SPA!2/28号(2/21発売)

表紙の人/ 池田エライザ

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