美人見えするメガネの選び方をプロに聞いてきた!【トミヤマユキコ】
取材に協力してくれたのは、東急東横線綱島駅そばにある「アイケアシステム」。わたしの実家だ。父が特殊な検眼技術を持っているので、しっかり見えるメガネを作りたいというお客さんが多いのだが、東京のオシャレな店に置いてあるようなブランドがふつうに置いてあり、でも東京の店ほど混まないので、商品をゆっくり見たいお客さんもけっこう来る。今回わたしは娘の特権で親に接客させようとしているわけだが、親を捕まえて「もっと美人に見えるやつください」と言う娘って、どうなんだろう(言ったけど)。
母に「え~! おもしろいメガネじゃなくて、美人に見えるメガネにするの~?」と若干ガッカリされつつも、メガネ選びのポイントを訊く。まず気にすべきは「両眼の距離」。わたしの場合、平均より目が離れているので、それをごまかしてくれるデザイン、具体的には「大きめのリム」(リム=レンズを入れる枠のこと)がいいとのこと。
ちなみに、取材に立ち会ってくれた編集Mさんは、和製ヴィクトリア・ベッカムみたいな顔で、パーツが中央に寄っている(目の距離も近い)ので、「小さめのリム」の方が似合うらしい。父も「リムの真ん中に黒目が来るようなメガネを選ぶと、写真うつりも良くなりますよ。真ん中~やや内側くらいがベストで、内側すぎると神経質に見えるし、逆に外側すぎると間が抜けて見えてしまいます」と言う。メガネが似合う/似合わないを「なんとなく」で判断していたが、「リムの真ん中に黒目」というのはロジカルでわかりやすい。
レクチャーを受けながら、いくつかのメガネを試着してみる。まず、フチなしのフレームをかけてみたが、あまりにも顔面が変化しない。ただでさえ地味な和顔なのに、ノーメイクでこれをかけたらどうなってしまうのだろう。却下だ、却下。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=665499
次に、フレームが細いメガネをしてみたが、Mさんに「大学の先生っていうより……秘書?」と言われた。どうやら落ち着きすぎているらしい。似合わなくはないが、美人度はアップしてない。母からも「ユキちゃんみたいに顔が薄めのひとは、細いフレームよりは、太いフレームの方が似合うかもね」と言われる。要は薄くて平らなキャンバスフェイスなんだから、鉛筆よりはクレヨンでがっつり描きなさい、ってことですね! 了解!
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=665500
キャンバスフェイスとか自分で言ってしまったが、メガネに関してはむしろキャンバスフェイスの方が選択肢が広がるらしい。母曰く、「男女問わず、薄めの顔立ちで一重まぶたのひとが一番メガネをかけこなせますね。顔立ちがはっきりしている人って、似合わないメガネがけっこうあるんですよ」……言われてみれば、塩顔男子のメガネってつねに最高だし(松田龍平とか)メガネ選びの上手い美人って、すごくシンプルなものを選んでいる気がする(石田ゆり子とか)。
「うーん、ただ、ユキちゃんは薄い顔だけど目が離れてるから『どんなメガネでも似合う』ってわけじゃないんだけどね~」……またしても目の距離のことを言われてしまった。クッ、もう少し目が寄っていれば!
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