アナタは砂むし温泉を知っていますか？ 　その名の通り、カラダを砂で蒸すような形で、自然に湧き出る温泉近くの砂の中にカラダを埋めて行います。米ぬかやおがくずにカラダを埋めて行う、酵素風呂にも似ています。 　ですが、酵素風呂よりもずっと歴史が深く、なんと世界中で日本だけ、しかも鹿児島の指宿（いぶすき）でしか体験できないといわれる“砂むし温泉”。 　医学的効能があり美容効果も高いと聞き、鹿児島は指宿まで“砂むし温泉”を体験しに行ってまいりましたので体験レポートをお届けします。 　300年の前から親しまれている世界的にも珍しい“砂むし温泉”。 　この度は『白水館』という、トリップアドバイザーで殿堂入りを果たしており、日本の旅館の人気ランキング（※）でも2位の、砂むし温泉を体験できる温泉旅館に行ってまいりました。 　温泉と砂むし温泉はつながっており、先に砂むし温泉を楽しんでから、カラダの砂を落とし、温泉に入るのが一般的です。 　白水館に一泊し、胸を弾ませながら朝イチで砂むし温泉に向かいました♪ 　もちろん、昼でも夜でも良いのですが、鹿児島は食事もお酒も非常に美味しく、夜は食べ飲み過ぎてしまいます。なので、汗をかいて酒抜き・デトックス効果も期待しつつ……、空いてそうな朝にしました。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=674351 　まずは裸になり、砂むし温泉用の浴衣を着ます。係の人に案内され、縦長に凹んでいる指定の場所に仰向けに寝転がると、おもむろに熱い砂をかけられ埋められます。 　砂に埋められたコトないから比較できないけど、温泉用の砂だからか湿った感じでズッシリと重く感じられます。砂は55度前後らしく、熱いですが冬（2月）だったからか気持ちの良い体感温度です。 　そして「熱くなったら無理せず手足を砂から出してください。10～15分ほどしたら出てくださいね。ごゆっくりどうぞ。」とのコト。 「わかりました」と言いつつ、心の声は「頑固な冷え性の30代がたった10～15分で温まってデトックスされるのか!?」と完全に半信半疑です。半身浴でさえ30分くらいはいってないと汗かかないのに……。 　が、5分後には疑ったコトを、後悔する事態が。