スマホで払えばもっとお得。飲み会の会費だってアプリで払える
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。
昨年(2016年)はFinTech(フィンテック)元年と言われるほど、ビジネスワードとしてFinTechという言葉を目にしました(昨年も少しご紹介しました)。
この春リリースされるマネー系新サービスも多く、今年は、いよいよ家庭にとってもFinTechを実感できる元年になるかもしれません。
貯蓄用、生活費用と、銀行口座を複数使い分けている人もいるかもしれません。保有している銀行口座、すべてのキャッシュカードをお財布に入れていると、お財布が膨らんでしまいますよね。
貯金専用の銀行口座のキャッシュカードについては、「そもそも持ち歩かない」というお金を守るためのテクニックがあります。一方で、生活費用の口座については、お財布にキャッシュカードを入れるのではなく、スマホアプリで持ち歩けたら便利でしょう。
3月27日にじぶん銀行がスタートした「スマホATM」では、全国の約23,000台のセブン銀行ATMでキャッシュカードを使うことなく、現金の入出金ができます。スマホにダウンロードしたアプリでQRコードを表示し、ATMにかざせば、キャッシュカードの代わりになります。
お財布にカードのスペースをとられることなく、必要な時に現金を引き出すことができる環境が作れるため、じぶん銀行ユーザにとっては嬉しい新サービスでしょう。
個人間送金サービス「Kyash」も4月5日に正式リリースされました。個人間送金、割り勘アプリは他にLINE Pay、paymoなどが既にリリースされています。
それぞれが少しずつ使い勝手が違いますが、例えばKyashやpaymoの場合、参加者全員がクレジットカードで支払いができることなどが、私たちにとっては嬉しいでしょう。
現金にくらべ、クレジットカードを使うと、カード明細や家計簿アプリなどで出費の履歴が自動で残せます。同じ金額を支払うのにポイントが貯まるのも嬉しいですね。そうした利点から、決済はすべてクレジットカード派という人も増えています。ところが、会食などで割り勘する場合は、現金払いになることが多いですね。
Kyash、paymoを使うと幹事がお店に対して一括でクレジットカード支払いをした後に、アプリ経由で参加者に対して1人あたりの金額を請求することができます。参加者は請求に対してクレジットカードを使って支払いをすることができるため、利用履歴が自動的に残りますし、カードのポイントも得られます。
集金したアプリ内の残金を引き出すにはpaymoは手数料が200円かかります。kyashは現金での引き出しはできず、ネットショッピングなどVISA加盟店での支払いにカード等を通して使うことができます。
LINE Payは割り勘で受け取った残金を支払いに充てられるプリペイドカード「LINE Pay カード」が一律2%という高還元率で、雑誌のカード特集などでも注目されています(割り勘そのものには2%のポイントはつきません)。
割り勘ですら、現金を使わずカードの利便性を活かし、ポイント等のお得も得られる環境が整いつつあります。

「スマホATM」で、もうキャッシュカードもいらない!?

割り勘アプリで、飲み会の集金も現金いらず
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