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草なぎ剛はドラマ界のパワースポットか!?【冬ドラマ 主演男優賞 】

スナイパー小林の勝手にドラマ大賞 2017冬ドラマ 主演男優賞編】  あっという間に2017年冬ドラマが終了。今クールで世間をざわつかせたのは『カルテット(TBS)』『東京タラレバ娘(日本テレビ)』でしょうね。2作品とも放送中からSNSのタイムラインがドラマの話題で埋まっていきました。ドラマファンとしては「なんだ、みんな結構ドラマを見ているんじゃないか!」となんだか嬉しかったです。  さて、冬ドラマ評に引き続き、私の独断でドラマ大賞を発表。受賞者の方には特になんの賞品もありませんが、イチドラマ解説者からラブコールを受けたということで、記憶に留めていただければと……それでは、主演男優賞をどうぞ。 ●主演男優賞:草なぎ剛/「嘘の戦争」(関西テレビ/フジテレビ)
嘘の戦争

「嘘の戦争」公式サイトより http://www.ktv.jp/uso/

 2015年に放送された「銭の戦争」に続く作品。幼い頃に家族を目の前で殺された一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が、主犯格の二科興三が率いる財閥・ニシナコーポレーションを相手に、詐欺師として復讐を実行していく。

草なぎから引き出されてゆく共演女優の魅力

 家族を惨殺されたという堪え難い恨みを晴らすというのに、決して傷をつけず、ましてや殺すこともなく、ただただ“嘘”だけで相手を追い詰めていく浩一。放送開始から草なぎの緊迫感ある演技は好評だった。  もちろんそこも見どころだったのだけど、私が注目したのは共演した女優ふたりが彼と一緒に画面に登場すると、他の作品よりずっと気持ち良さそうに演技しているように見えたこと。  詐欺師の相棒・十倉ハルカ役の水原希子と、浩一が復讐の標的にしている仁科の娘・仁科楓役の山本美月。ふたりともモデル出身で生粋の女優というわけではない。また、ふたりとも数多くの作品へ出演しているけれど、これまで私の中でドンと印象に残るものがなかった。  それが今回、草なぎ剛を挟んだ演技になると、単純に上手に感じる。というか、こちら側の感情にグイグイ入ってくる。これは「銭の戦争(2015年)」でもあったこと。木村文乃と大島優子が今回のふたりと同じ立ち位置で共演していたのだけど、いつもより印象に残る演技だったことを思い出す。そしてふたりとも今ではオファーの絶えない女優だ。  水原と山本には、草なぎ剛というパワースポットで受けた恩恵を各方面で発揮してほしい。  そんなわけで次は何の戦争が起きるのかハラハラしつつ、主演男優賞を贈ります! <TEXT/スナイパー小林> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【スナイパー小林 プロフィール】 ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k
スナイパー小林
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k
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