
『昼顔』より
――女子SPA!読者は上戸さんと同世代です。めげたりしたとき、どう頑張ればいいか、上戸さんご自身の体験からアドバイスをお願いします。
上戸:辛くてもしんどくても現場に行くと、人とコミュニケーションを取ることで、すごくエネルギーをもらうことができるんです。環境によっては負のものをもらってしまう人もいるかもしれませんが、大切なのは味方がそばにいてくれることの幸せを見つけることだと思います。
家族だったり、友達だったり、誰かひとりでもいいから、絶対的な味方がいることで、自分を強く持てる。異性だけでなく、パートナーと思える人、そういう人がひとりでもいると強くなれる気がします。

『昼顔』より
――ドラマ「昼顔」のブームを盛り上げた層でもある女子SPA!読者にメッセージをいただけますか。
斎藤:今回の映画版は女子SPA!読者に向けて作られた映画なので。
上戸:それ、観なきゃ損だね!
斎藤:女子SPA!の読者さん以外、一切わき目も振らずに作っているというのを、東宝、フジテレビさんから聞いているので。

『昼顔』より
上戸:まあ、でもだからといって無理に、ね。
斎藤:観てもらわなくてもね、押し付けがましいのは。
上戸:もし観たかったら、観て下さいくらいのね。でも女子SPA!読者さんのための作品です(笑)。

『昼顔』より
斎藤:ひと言だけいうと(笑)、注目されるようになった禁断のムーブメント的な部分も切り離してはいないんです。どこか贖罪というか、ドラマの延長というよりは、ドラマから2年3年の間に話題にされてきたものもどこか編み込まれた作品になっているとは思います。
それからスクリーンで観ることを考えたつくりになっているというのは、映画ファンに言いたいですね。
上戸:そうだね。映画館で観てほしいね。

<TEXT&PHOTO/望月ふみ>
『昼顔』は6月10日より全国上映中
配給:東宝
(C) 2017 フジテレビジョン 東宝 FNS27社
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi