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村上虹郎×熊切和嘉監督、肉体で語る映画『武曲 MUKOKU』を振り返る

『鬼畜大宴会』にはじまり、『海炭市叙景』『私の男』と話題作、問題作を放ってきた熊切和嘉監督が、芥川賞作家の藤沢周の『武曲』を映画化した人間ドラマ『武曲 MUKOKU』が公開中です。


 トラウマを抱える2人の男が剣を手に本気でぶつかりあう姿をガチンコで見せ切る本作。綾野剛さんが演じる主人公と出会い、やがて決闘へと身を投じる高校生を演じたのは映画『2つ目の窓』、ドラマ「仰げば尊し」の村上虹郎さん。公開にあたって、監督と村上さんのおふたりに話を伺いました。

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=715195

熊切和嘉監督(左)と村上虹郎さん

熊切和嘉監督(左)と村上虹郎さん

俳優の肉体で語る映画を撮りたかった(監督)



――監督、パリ留学(文化庁の海外研修制度)から帰国後の作品になりますね。

熊切:はい。留学しているときに、バスター・キートンの特集上映に通ってたんです。命がけで身体を使っているものは本当に感動するなと。セリフで語るよりも、俳優の肉体で語る映画を撮りたいという想いが強烈に残りました。『武曲 MUKOKU』はまさにそういう映画になるんじゃないかというのがありましたね。

『武曲 MUKOKU』より_2

『武曲 MUKOKU』より

――村上さんは高校生の羽田融(とおる)を演じるにあたって、どんな点を意識しましたか?

村上:僕自身が持っている一面をクローズアップして表現したという感じです。ただ、融は死に魅せられた少年と謳われていて、それは間違いないのですが、それ以外にもバックボーンや、母子家庭だといった部分も監督と話しました。

台風の夜のシーンの撮影はすべてがどうでもよくなるくらい楽しかった(村上)



『武曲 MUKOKU』より_3

『武曲 MUKOKU』より

――監督は村上さんにどんな印象を持たれましたか?

熊切:会った瞬間に、漠然としていた融像が具体的に見えたんです。剣道の稽古で見せる生意気な感じもそうですし(笑)。一番よかったのは、重い過去を抱えているんだけれど、どこかあっけらかんとしていて、それを乗り越える強さ、生命力がある。そうした融像をすごく感じられたので、大変なことも多かったとは思いますが、いかに村上くんにのびのび演技してもらえるか考えました。

撮影中の村上さん(左)と熊切監督

撮影中の村上さん(左)と熊切監督


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決闘のシーンは見ようによってはラブシーン?

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