部下を苦しめて病ませる毒上司…あなたの周りにはいませんか?
<みきーるの女子マインド学>
今年も残すところ4ヵ月弱。ここへ来て疲れが出たり、職場が苦しくてぐったりしている人はいませんか?
特に職場の悩みは、人間関係が辛いと身動きがとれなくなるもの。今回は、あなたを苦しめる“毒上司”について考えてみたいと思います。
わが子を追い詰めて病ませる親を“毒親”と言いますが、“毒上司”はその上司版。
上下関係を利用してストレスをぶつけたり、ゆがんだ支配欲を満たそうとする困った人たちです。あなたのまわりにも、こんな毒上司はいませんか?
「チーム全員で納期に間に合わせようとがんばっていたところ、部長がフラリとやって来て“飲みに行くぞ!”と命令。“間に合わなくなります”と言っても聞き入れず、全員夜中まで飲みにつき合わされました。
当然、締め切りは遅れ、取引先からは苦情が。ところが部長、かばうどころか“お前ら、何やってるんだ!!”と私たちを恫喝(どうかつ)したんです。こういうことが何度も続き、信頼する先輩が続々辞めていきました」(陽子さん・30歳)
部下を自分のヒマつぶし相手、さみしさをまぎらわせる相手と見ている身勝手な上司の典型です。こういう人は、他の部長たちに相手にされていないことが多いです。
「先代から社長を継いだバカ息子。従業員を徹底的に見下していて、リストラや契約短縮をチラつかせ、パートさんにお昼休みも与えず働かせたことも。
その間、自分はそそくさと出かけ、なんと真っ黒に日焼けして戻ってきたんです。それで恩着せがましく、“ボクはみなさんを見捨てませんよ”みたいなことを言ったり……。怒りで手が震えます」(由梨香さん・38歳)
従業員を見下すことで“自分”を上げ、正当化しようとする軟弱な社長ですね。井の中の蛙もいいところ。早晩、会社が傾(かたむ)くことが目に見えるようですよ。

無理矢理飲みにつき合わせ、翌日叱責する
業務時間中、日焼けサロンに行く上司
1
2