お正月、夫の両親がゲス発言連発。家風が違う…と離婚の引き金に
年末年始は年の瀬・新年のあいさつなど、何かと家族や親戚と顔を合わせることが多いのではないでしょうか。
けれども、楽しいはずの身内の集まりが、思わぬひと言で台無しになることも…経験者の話を聞いてみました。
「元夫の実家に帰省したときのことです。とんでもないことが起こって、ドン引きしてしまったんです。いま思い出してもぞっとする正月でした」
そう言って、眉をひそめるのは井川めぐみさん(仮名・38歳・インテリアデザイナー・未婚)。一体、何があったのでしょうか。
「関西の大学の同級生の夫と、24歳のときに結婚してから、2年後に夫の転勤で東京に越しました。夫の実家は関西で複数のうどん居酒屋を営む商売の家。一家はお義母さんが家族を牛耳(ぎゅうじ)っていて、お義父さんはお義母さんに頭が上がらないようでした」
年末年始は31日と元旦に夫の実家で過ごし、2日は関西の実家に移動して、3日には東京に帰るというのが習慣だった井川さん。結婚4年後の28歳の正月に、とんでもない光景を見てしまったそうです。
「元旦に、夫の実家で、義父、義母、2歳上の夫のお姉さん、夫、私の5人が食卓で正月料理を食べていた時のことです。お酒が回った義父が突然、『去年の組合旅行でな、みんなでタイ人の女を買うたんや。スタイル抜群やったで』と言ったんです。
えっ! と驚いて、私は一瞬、箸を持つ手が止まってしまいました。ところが夫、義母、義理のお姉さんは黙々とおせちを食べ、義父はぐいぐい酒を飲んでいるのです」

きっと酔っぱらった義父を無視しているんだろうと思った井川さん。彼女が気を取り直して雑煮を食べたとき、今度は義母の爆弾発言があったのです。
「お父ちゃん、気持ちよかったんか」
まさかの義母の一言に、井川さんはドン引き。すると、義父は「ああ、よかった」と答え、間髪入れず義母がこう続けました。
「あたしがあげた小遣いでお父ちゃんが気持ちいい思いをしたんやな。あたしのおかげでお父ちゃんは昇天したんやな。感謝しなはれ」。
すると、義父は「その通りや。お母ちゃんの小遣いのおかげで楽しい思い出ができたよ」と、日本酒をぐびぐび飲んでいたそう。
「みんなが黙々と食べているなか、ドン引きをした私だけが、それから一口も食べられなくなってしまったのです」
同じようなノリの家に育っていれば笑ってすむところですが、井川さんは温厚なサラリーマン家庭出身だったのです。
結婚4年目の正月に起きた“事件”

義母「お父ちゃん、気持ちよかったんか」
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