【アラフォー婚活の現実 Vol.16】 　20代の頃からネット婚活を始めていたので、過去にたくさんの男性と出会ってきました。しかし、ネット婚活で出会う男性は良くも悪くも「普通の人」が多く、あまり印象に残らずに、一回会っただけで終わってしまうパターンがほとんどでした。 　でも、中には悪い意味で強烈な人に当たってしまうこともあり……。こういう人に限って、メールでのやりとりは好印象だったりするので、実際に会ったときのダメージが計り知れないです。 　今回は、私がネット婚活で出会った史上最悪の男について紹介したいと思います。 　私は20代半ばまで、ある恋活サイトを利用していました。当時、このサイトにはプロフィール写真を掲載する機能がなくて、自分に似た顔のアイコンを選ぶようになっていました。 　やがて、40代のKさんとサイト上でメッセージをやり取りするようになり、ハンサムなアイコンや紳士的な文章を見て「きっと素敵な男性に違いない！」と思い込むようになったのです。 　しばらくして、実際に会おうという話になったのですが、当時はまだネット婚活初心者だったため、事前に写真交換するという発想がありませんでした。 　待ち合わせ場所に着き、それらしき人を探したのですが、思い描いていた素敵な紳士は全く見当たりません。「まだ、来ていないのかな」と思っていたら、すぐ横にいたおじさんがニヤニヤした顔つきで話しかけてきました。まさかこの人ではないだろう、と思っていた人がKさんだったのです。 　プロフィールでは40歳となっていたのですが、実物はどう見ても50代以上でした。ハンサムなアイコンとは程遠い、ギラギラしたおじさんの姿がそこにありました。 「ウソッ！？ 帰りたい……」私は青ざめながらも、とりあえずお茶に付き合いました。