【アラフォー婚活の現実 Vol.18】 　女性が婚活サイトに登録すると、いろんな男性からアプローチがくると思います。しかし、中には既婚者だったり、遊び目的で近づいてくる男も存在するので、メッセージをやり取りしている段階で少しでも怪しいと感じたら、実際に会うのを見送ったほうがいいです。 　私もネットでの婚活が長くなるにつれ、事前に怪しい男を見抜けるようになりましたが、それでも10人中1人くらいの割合で、やっかいな相手に当たってしまうことがあります。 　それでも、そこまで怖い経験はしたことがないので、時々ネットがらみの事件をニュースで知っても、「私は大丈夫！」だと思い込んでいました。 　しかし、それは単に運が良かっただけで、もし一歩間違えれば、最悪の事態になっていたかもしれない……。そんな背筋がヒヤリとした出来事について、紹介したいと思います。 　婚活アプリでマッチングした後、相手がどんなメッセージを送ってくるかで、安全な相手なのかどうか、ある程度は判断することが可能です。 　例えば、こっちが返信していないのに、次から次へとメッセージを畳みかけてきたり、聞いてもいないのに今日はどこに行って何をしたか、いちいち報告してくるような相手は粘着質なイメージがあるので、私は実際に会うのを控えています。 　理系男性のHさんはこのようなタイプではなかったのですが、メッセージを即レスしてきたのが、少し気になりました。LINEでやり取りしていたわけでもないのに、私が返信をすると、毎回必ず1分以内に返事が来るのです。 　でも、それ以外は特に気になる点がなかったので、実際に会う約束をしました。 　待ち合わせ場所は、都心の駅前の交差点。私が待ち合わせ場所に着くと、すでにHさんは到着していて、にこやかな表情でこう言いました。 「今日は車で来ていて、5分ほど走ったところにファミレスがあるので、そこでお茶しませんか？」 　駅前にはいろんな飲食店があったので、わざわざ車に乗る意味がわかりません。駅前の待ち合わせなのに、あえて車で来たHさんに不信感を抱きました。 「すいません、私は初対面の人の車には乗らないことにしているんです」と、はっきり伝えるとHさんは面食らった様子でした。 「では、車を駐車場に入れてきますので、あそこのお店で待っていてくれませんか？」と言われ、私は駅前にあったファストフード店でHさんの到着を待ちました。