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ヒロインが斧を振りかざしてバスに飛び乗る!『悪女/AKUJO』監督インタビュー

この物語は、恋愛ものと言ってもいい

『悪女/AKUJO』より

『悪女/AKUJO』より

――このアクションは、この作品のために開拓したといった場面はありますか? 監督:オートバイのシーンです。 ――夜の路上で、バイクに乗って“日本刀”で斬り合っていました! 監督:子どもの頃に、侍が日本刀で戦っている日本の映画を観て、かっこいいなと思っていたんです。それを現代版にしました。つまり、馬がバイクに変わったと思ってもらえればいいわけです(笑)。 『悪女』のアクションの基本は、『殺人の告白』で使った撮影法をアップグレードさせています。でもオートバイのシーンでは、まったく新たな撮り方に挑戦しました。よくドローンで撮影したんじゃないかと聞かれますが、一切使っていないんですよ。
『悪女/AKUJO』より

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――アクション撮影中にハプニング等は? 監督:ハプニングというより、例えばオートバイのシーンも、ほぼすべてを実写で撮っています。観た時に感じるようにやはり危険でもあります。だからこそ撮る時にはかなり緊張したシーンになる。この映画はほぼ全てを通して実写で撮っていますが、CGを使わないことでより観客がリアルに感じられると思ったので、緊張しつつ撮りました。 こういう映画を観ると、撮影時にスタントマンはかなりケガをしたんだろうと思うかもしれません。でも実際に撮るときは、このシーンが難しい、危険だと思えばケガをしません。反対にここは危険じゃないだろうという緊張がゆるんだ時に思いがけないケガをするものなんです。
『悪女/AKUJO』より

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――アクションだけでなく、ドラマ部分も印象的でした。観る前は韓国的な“恨(ハン)”が強いのかなと思っていましたが、むしろ“愛”が心に残りました。 監督:そうですね。ドラマ部分では、愛情について描きたかったんです。この物語は、恋愛ものと言ってもいいと思います。なかでもスクヒと彼女が愛したジュンサンという男との関係、そして後に愛していくヒョンスも含め、微妙な三角関係を描きたいと思いました。
『悪女/AKUJO』より

『悪女/AKUJO』より

――最後に女子SPA!読者にメッセージをお願いします。 監督:アクション映画ですが、おひとりでも、彼氏と観に行っていただいても楽しいと思います。 <TEXT/望月ふみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 (C) 2017 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & APEITDA. All Rights Reserved.
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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『悪女/AKUJO』は2月10日より角川シネマ新宿ほかにて公開
配給:KADOKAWA

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