断り方を間違えると、相手に変な希望を抱かせてしまう
一方的にメールが届くことにうんざりして、最終的に相手をブロックする。これは自分も相手も気持ちのよいものではありません。この人は無理だと思ったら、早い段階ではっきりお断りするのが、婚活のマナーです。
しかし、断り方によっては、相手に希望を抱かせてしまい、諦めてくれないこともあるのでご用心!

私も先日、婚活で出会った男性とご飯に出かけたのですが、前のめりな相手のペースについていけず、ドッと疲れてしまいました。私にはとても優しいけど、店員さんに横柄な態度をとっていたことも気になり、モラハラ男の兆しを感じました。
それで、完全に気持ちは冷めてしまったのですが、
相手は私が返信しなくても一方的にLINEを送りつけてきます。そのため、はっきりお断りすることにしました。
しかし、どう断るかで悩みました。もう二度と会うことにない相手に対しても、なかなか“嫌われる勇気”を持つことができません。私の場合は、相手の言動が生理的に無理になってしまったことが理由でしたが、それをはっきり本人に伝えることができませんでした。
悩んだ挙句、私は下記のようなLINEを送ることにしました。
「最近仕事が多忙で他のことが考えられないので、婚活を休止する予定です。そのため、もうお会いすることができません。短い間でしたがありがとうございました」
すると、相手から「
今は忙しいんだね。仕事が落ち着いたらまたご飯に行こうよ」と返事が!
仕事が落ち着いたらまた会えるはず、と前向きにとらえてしまったようです……。
お断りする際に、できる限り相手を傷つけないように……と情をかけたことがアダとなって、いつまで経っても諦めてもらえなかったら悲惨です。

しつこい相手には、もう脈がないことをはっきりと伝えたほうが、きっぱり諦めてもらえる可能性が高いでしょう。その際に有効なのが、「
自分のタイプでないことを伝える」もしくは「
他に好きな人がいると伝える」ことです。
自分のタイプでないこと、自分と合わないことをはっきり伝えることは勇気が要るかもしれません。でも、なぜダメなのかきちんと指摘することは、相手のためにもなります。
他の男の影を匂わせることも、しつこい相手を撃退するには効果的。ただ、好きな人がいるくらいでは諦めない可能性もあるので、たとえ
ウソでも「新しい恋人ができた」と言ってしまうほうがいいかもしれません。私も前述の男性に「彼ができた」と伝えたら、たちまち連絡が途絶えました。
このように、はっきりとお断りすれば、大抵の男性は諦めてくれるはず。きちんとけじめをつけることで、互いに心機一転、婚活を再スタートできることでしょう。
ただし、それでも引き下がらない粘着質なタイプも稀(まれ)に存在します。そうなったら、最終的にはブロックするしかないかもしれません……。
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アラフォー婚活の現実 Vol.28―
<TEXT/Rikako>
【Rikako】
アラフォーの婚活ブロガー。結婚相談所から婚活アプリまで、ありとあらゆる婚活を経験。
Rikako
25歳から42歳まで、婚活歴17年の元婚活ブロガー。結婚相談所から婚活アプリまで、ありとあらゆる婚活を経験した後、2020年に長年の男友達と結婚。