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息子の成長が遅いのは母親のせい?泣く私を救った看護師の言葉<発達障害のリアル>

子育てに正解なんてひとつもない

 障がいは、病気ではない。いまなら、この“よくなるように”という思いが間違っていたことがわかるが、ぽんちゃんが発達障がいだとわかっていなかった当時は、どうしたら“みんなと同じようになるのか”だけを考えて過ごしていた気がする。  子育てには正解なんてひとつもない。もちろん、小さな子をすぐに大きくする方法だって、ない。だからこそ、1歳から2歳までの1年間は不安しかなかった。小さな体はまったくといっていいほど大きくならない。ハイハイしかできないぽんちゃんの保育園のクラスでは、日々誰かが歩けるようになり、早い子は言葉が出始めている。お迎えに行くたびに、どこかもやもやした感情が芽生えていたのもこのころだった。 ※Vol.3は7月2日に配信予定。 <文/吉田可奈 イラスト/ワタナベチヒロ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【登場人物の紹介】 登場人物の紹介息子・ぽんちゃん(8歳):天使の微笑みを武器に持つ天然の人たらし。表出性言語障がいのハンデをもろともせず小学校では人気者 娘・みいちゃん(10歳):しっかり者でおませな小学5年生。イケメンの判断が非常に厳しい。 ママ:80年生まれの松坂世代。フリーライターのシングルマザー。逆境にやたらと強い一家の大黒柱。 【吉田可奈 プロフィール】 80年生まれ、フリーライター。西野カナなどのオフィシャルライターを務める他、さまざまな雑誌で執筆。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。座右の銘は“死ぬこと以外、かすり傷”。著書に、女子SPA!での過去の連載をまとめた『シングルマザー、家を買う』がある。Twitter(@singlemother_ky) 【ワタナベチヒロ プロフィール】 漫画家、イラストレーター。お金にまつわる役立つ知識をオールマンガで1冊にまとめた著書『お金に泣かされないための100の法則』(ファイナンシャルプランナー山口京子先生が監修)が主婦と生活社より発売中。
吉田可奈
80年生まれ。CDショップのバイヤーを経て、出版社に入社、その後独立しフリーライターに。音楽雑誌やファッション雑誌などなどで執筆を手がける。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。長男に発達障害、そして知的障害があることがわかる。著書『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん? 発達障害・知的障害の子と生きる』Twitter(@knysd1980
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