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ウィンブルドンでも健闘!大坂なおみの天然キャラが海外で大人気

 ウィンブルドンの女子シングルス3回戦でドイツのアンゲリク・ケルバー(30)に破れ、惜しくも16強入りできなかった大坂なおみ選手(20)。
 現在、世界ランキング18位の彼女は、「日本のスーパースター」として海外メディアが大注目する逸材。スポーツ専門誌だけでなく、一般誌からも特集される人気者です。

米紙「セリーナも怖れる才能、」英紙「日本は彼女の存在に大喜び」

 日本で生まれ、3歳からアメリカ生活をする大坂選手は、日米の二重国籍の持ち主。 『USA トゥデイ USA Today』によれば、ハイチ人の父と日本人の母を持つ彼女は、「日本語の聞き取りはできるものの、話すのは苦手」とか。試合後のインタビューはいつも英語で答えています。

Played escape room with the family today. Everyone was exactly how I expected them to be

Naomi Osaka 大坂なおみさん(@naomiosakatennis)がシェアした投稿 –

 さらに彼女の容姿は、「日本に行くと驚かれる。私の名前からは黒人女子が想像出来ないみたい」と本人がインタビューで答えているように、どちらかというと“欧米”より。  しかし、居住地や使用言語、容姿とは裏腹に、現在の彼女の立場は、“日本人テニスプレーヤー”。日清食品やヨネックスをスポンサーに持ち、日本国旗を背負って活躍しています。  というのも、日本の法律では22歳の誕生日まで二重国籍を持てるから。スポーツ選手としての所属国もそれまでは自由に選ぶことができるのです。  東京オリンピック開催時には国籍選択の期限を迎えているはずの大坂選手ですが、大方の予想では日本国籍を選択し、五輪でも日本代表としてプレーするだろうとされています。

#fbf with the family lol guess which one is me

Naomi Osaka 大坂なおみさん(@naomiosakatennis)がシェアした投稿 –

 米メディアがことあるごとに、「あのセリーナ・ウィリアムズも怖れる才能」と大絶賛。イギリスの高級紙『ザ・ガーディアン The Guardian』は、「私はフロリダに住んでいますが、日本選手としてプレーすることに誇りを持っています」という彼女のコメントに触れ、「日本は彼女の存在に大喜びしていることだろう」と書いています。

コート外の天然キャラでSNSでも話題持ち切り

 コート上では大胆で攻撃的なプレーで魅せる大坂選手ですが、コート外では超天然キャラ。そのギャップが海外ファンの心を鷲掴(わしづか)みにする要因の一つのようです。
『ザ・テレグラフ The Telegraph』によると、今年1月の全豪オープンで地元出身のアシュリー・バーディ(22)に勝利した際、「とても嬉しいけれど、少し申し訳ない気持ち。だって、ここにいるみんながアシュリーの勝利を願っていたのを知っていましたから」とぶっちゃけスピーチをして、会場をなごませたとか。  SNSも正直過ぎる大坂選手の受け答えに大盛り上がり。「超キュート!」「なんて爽やかな選手なの」「テニスに興味はなかったけど、彼女は気に入ったわ」「丁寧で控え目、それに正直。観ていて楽しい」「愛すべきキャラ」と好意的なコメントであふれました。  さらに、トーナメント初優勝を飾った3月のBNPパリバ・オープンの天然爆発の勝利スピーチでもファンが急増。
 この時はなぜか「ハロー、私はなおみです」と自己紹介から始まって、終始くすくす照れ笑い。「えっと、誰か忘れてないかしら? えへへ」と繰り返しながら、関係者全員に感謝する姿に観客も大爆笑。スピーチの締めで「これは史上最悪のスピーチになりそうですね」と、自虐的な笑いを取ったことも話題になりました。  まだ20歳。選手としても女性としてもまだまだ伸び盛りの大坂選手に、海外ファンもメディアも夢中。この人気、長続きしそうです。 「USA Today」https://ftw.usatoday.com/2017/08/naomi-osaka-us-open-kerber-upset-japanese-haitian-serena-williams 「The Guardian」https://www.theguardian.com/sport/2018/jan/20/ashleigh-bartys-australian-open-ended-by-assured-naomi-osaka 「The Telegraph」https://www.telegraph.co.uk/tennis/2018/03/19/naomi-osaka-future-womens-tennis/ <TEXT/アメリカ在住・橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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