彼氏はステキな料理男子と思いきや、ドケチ本性が発覚。ヒサンな同棲生活に…
カップルにとって憧れの1つである同棲生活。いつも一緒にいられるだけでなく、家賃や光熱費も折半(せっぱん)になり経済面でも助かります。
とはいえ、同棲している彼氏が、度を越した「ケチな男」だった場合、果たして長く一緒に暮らしていけるでしょうか。
付き合って3ヶ月。1人暮らしのマンションの更新を機に、彼氏(30歳)と同棲を始めた小畑優里さん(仮名・29歳)。朝起きたら横に彼がいる喜び……。そんなラブラブな同棲生活に陰りが見えはじめたのは、一緒に暮らしてから2ヶ月のこと。
「その日は、私の誕生日だったので家ですき焼きをしようという話になったんです。しかも彼が作ってくれるというので、ウキウキした気分で帰りました」
帰宅すると、キッチンから、美味しそうなすき焼きの香りがしてきます。誕生日に彼の手料理が食べられるなんて同棲の醍醐味(だいごみ)であり至福のとき。
「何か手伝おうか? と話しかけると『後は肉伸ばすだけだから』と言われたんです。すき焼きを作るのに、肉を伸ばすというのはどういう意味なのかさっぱりわからなくて。
見に行くと、彼は豚肉のこま切れを、1枚1枚指でまっすぐに伸ばして皿に盛っていたんです」
すき焼きといえば当然牛肉だと思っていた小畑さん。そもそも細切れ肉を伸ばすというナナメ上の彼の行動にとまどいました。
「恐る恐る、牛肉じゃないんだねって聞いてみたんです。すると『豚肉の方が安いし、こま切れだって、まっすぐ伸ばすとお店で出てくるすき焼き肉っぽいだろ』とドヤ顔で(笑)。
安い豚肉を霜降りの牛肉のように見せるための、涙ぐましい努力をしてくれたことに感謝はしつつも、豚肉のこま切れって、日常使いのかなり安い肉だし、誕生日くらいは牛肉が食べたかったなって(笑)」
この一件以降、彼の行動がいちいちケチくさいと気になり始めた小畑さん。特に外食にはうるさいようで……。
「たまには外食しようと彼を誘っても、露骨に嫌がるんです。その理由がいつも『家で作った方が安い』。特に焼き肉は、外食でも自炊でも、自分で肉を焼くことは変わらないから、というんです。私はプロが作った美味しい料理もたまには食べたいんですけどね」
そんな彼が、さらなる節約癖を発揮するのがお会計の瞬間。ワリカンをするとき、2人の間に暗黙のルールができあがっているとか。
「ごくたまに外食したり、一緒にコンビニで買い物するとき、彼がカードで支払いして、私がワリカン分の現金を渡すんです。クレジットカードのポイントを貯めるためだそうですが、そのポイントを、2人のために使ってくれる気配はないんですよね(笑)。
驚いたのは、私のショッピングに付きあってもらったとき、洋服を買おうとしたら『俺が会計してくるから現金ちょうだい』と、私の現金を財布にしまって、自分のカードで支払いに行ったんです。そこまでしてポイントが欲しいんだ……ってちょっと引きました」

写真はイメージです(以下同じ)
自分の誕生日に彼氏のどケチ本性が発覚

彼はカードポイント欲しがり男

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