飲みすぎた胃に◎な簡単メニューで忘年会シーズンを乗り切ろう
こんにちは。ビューティーフードアドバイザー・スーパーフードエキスパートの高木沙織です。
今年も忘年会シーズンがやってきました。お酒を飲んだり、外食をしたりする機会が増え、「胃腸の不調を感じる」という声がチラホラ聞こえてきます。
「それなら欠席すればいい」と割り切れない大人女性のみなさんは、次のメニューを取り入れて忘年会シーズンを乗り切りましょう。
胃腸を強化させたいときは、キャベツを使った料理を取り入れましょう。キャベツに含まれる「キャベジン(ビタミンU)」は、胃酸の分泌を抑え、粘膜の修復を助ける働きがあることで知られています。
食べ方としては、生食がオススメ。水溶性で熱に弱い栄養だからです。塩もみをして即席の漬物にしてもよいし、甘酢に浸してからごま油をあえれば中華風の酢の物として美味しく食べることができますよ。
切り終えたら冷水か氷水にさらすとシャキッとした食感を楽しめるのですが、栄養や甘味の流出を抑えるために短時間で済ませましょう。
お次は大根。大根もまた、胃腸を元気にする効果に期待される食材です。
それは、大根に含まれる消化を助ける酵素・ジアスターゼ、アミラーゼによる効果なのですが、特にジアスターゼは熱に弱いので、非加熱で取り入れることをオススメします。
となると、大根おろしが〇。おろしたら、手でギューッと絞るのではなく、ザルに入れて7~8分放置して自然に水切りをした方が水っぽさがなく、味も薄まりにくく美味しく食べられますよ。
すでに胃腸の疲れや調子の悪さを感じるときは、しっかりとした食事を摂ると負担になることもあります。また、上記でお伝えしたような生野菜を摂っては胃腸が冷えてしまうことも……。
そんなときは、温かいスープを摂ってみて。ミネストローネはたっぷりの野菜を小さく刻み、しっかりと火を通すので消化吸収の負担になりにくく、体も温めてくれます。栄養たっぷりで食べやすいスープは、忘年会シーズンの強い味方になってくれるでしょう。
最近では、化学調味料や合成着色料、香料を使用していないレトルトのスープもあるので、自宅に常備しておいてもよいかもしれませんね。
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今回は、胃腸の元気を守る食材についてお伝えしましたが、「飲みすぎない」「食べすぎない」「休息をしっかり取る」ことも念頭に置いて楽しんでくださいね。
<文/高木沙織>
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高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi