なぜ出会いがないの? “恋愛ごぶさた女子”にありがちな3つのこと
44歳からの婚活――想像するだけで心が折れそうですが、その実体験を実名・顔出しで書いた書籍『40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活』(小学館)が話題です。
著者はWebサイト「OTONA SALONE」編集長の浅見悦子さん(46歳)。
「結婚はしてもしなくてもいいけど、婚活を通して、人生の大切なことに気づいた」という浅見さんに、前回は「婚活中の失敗」について、今回は「恋愛ごぶさた女子へのメッセージ」を寄稿してもらいました。(以下、浅見さんの寄稿)
出会いがない! しばらく恋愛をしていない女性の中には、そう思っているかたも少なくないことでしょう。こんにちは、Webサイト「OTONA SALONE」編集長の浅見悦子と申します。現在、恋人いない歴9年の私自身も、まさにその一人でした。
「どうして結婚しないんですか?」
「なんで彼氏がいないんですか?」
何度、この質問をされたことでしょう。そのたびに私は「出会いがないから」「いい男がいないから」などと答えていた気がします。
しかし、本当に出会いも、いい男もいなかったのでしょうか。「出会いがない」と言っていたころの自分を振り返ってみました。
最後に恋人がいたのは37歳のとき。そして、最後のデートは38歳のとき。
婚活を始めたのが44歳のときなのですけれど、まずは婚活を始めるまででなおかつ恋人がいなかった「空白の7年間」を思い出してみました。
私は空白の7年間、何をしていたのだろう?
とにかく、ガムシャラに仕事をしていました。
某・月刊ファッション誌の編集部にいたのですが、ちょうど副編集長・編集長を任されていたときでした。イチ編集部員のときも忙しかったけれど、責任ある立場になったことでそれまでとは違った忙しい日々を過ごすことになりました。
平日は基本、終電近く、ときには深夜タクシー。土日も撮影やイベントがあったり、仕事の延長での付き合いに参加したり、業務メールの処理に追われたり。会社にこそ行かなくても、平日に終わらなかった仕事を週末の自宅作業で片づけることも多々ありました。
▲何よりも「仕事が大切」!
仕事は、やらなくてはいけないことではありましたが、単純に「やりたい」からやっていた部分もあります。責任感もありますが、仕事が好きで、苦しいこともあるけれど、それ以上に仕事をするのが楽しかったのです。
西暦としては2009~2015年のこと。出版不況が加速し、雑誌の売り上げも低下、雑誌広告も下降するといた時代に入っていました。
つねに前年を下回る状況に「なんとかしなくては」という気持ちが強くなり、特に編集長になった39歳からの3年間は、24時間365日仕事をする。自分は夏休みとか取らなくてもいいと決意しました(編集部員には夏休みの取得を推進しましたよ)。
ひとことで言えば、ワーカホリックです。365日のうち80%の時間を仕事に割いていたように思います。
なぜ恋人いない歴9年なのか?オノレを振り返った
1)ガムシャラに仕事しすぎた
