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不倫の距離感がしっくりきた…私が「結婚に向かない」と思う理由

「今後自分は結婚しないと思う」…断言はできなくても、そんな思いを抱えている人は少なくないのではないでしょうか?  では、そんな人はどのような経緯でその思いに至ったのでしょうか、詳しく聞いてみました。
結婚式、客の乾杯

写真はイメージです(以下同じ)

 山口弓子さん(仮名・36歳・会社員)は、容姿端麗で若い時からかなりモテてきたそう。 「学生時代から恋はしてきたし、毎回本当にこの人の事が好きだなと思うんですけど…3日間位私の部屋に入り浸られると、どうしても息苦しくなってきて『はやくコイツ帰らないかな』って思ってしまうんです」

ずっと一緒にいても嫌にならない相手が見つかると信じていた

 エアコンの温度設定の好みが違ったり、お風呂上がりにちゃんと拭(ふ)かないままベッドに寝そべられたりすると…些細な事ですが弓子さんはすぐに不機嫌になり、男性から気まぐれな女性だと思われてしまいギクシャクしてくるそう。  そんな感じだったので、彼氏とちょっと上手くいかなくなると、すぐに別れて次にいけばいいいと思っていました。 「だからと言って、相手の部屋に通うスタイルにしてみても…自分の部屋でやられて嫌な事はしたくないので、なんだかリラックス出来なくてすぐ帰りたくなっちゃうんですよね」 同棲 それは弓子さんなりの気遣いで、気持ちが冷めてしまったからではないのですが…男性からは勘違いされてしまう事が多かったそう。 「でも男性なんて、いっぱいいるんだし無理する事なんてないと思っていたんですよ。そうやって出会いを繰り返していれば、そのうちずっと一緒にいても嫌にならない、全ての好みが合う相手が見つかると信じていたんです」  ですが、そうこうしているうちに36歳になってしまい…。

不倫の距離感がしっくりきた

「いっこうにそんな相手が現れないまま…時間ばかりが過ぎてしまって。もう声をかけてくる男性は既婚者しかいませんよ」  最初は、どんなに誘われても「不倫なんて時間の無駄だから」と断っていたのですが、ある時勢いで誘いを受けてみると、短い時間しか一緒に居られないという条件が自分にしっくりきてしまったのだとか。 「こんなの本当に嫌なんですけど、私…不倫している位がちょうどよくって、別れ際に相手が『寂しい、まだ一緒に居たい』と言ってきても、絶対に家族の待つ家に帰っていくのが分かっているので…楽だなぁとホッとしちゃうんですよ」 不倫 最近、こんなにも他人と居られない自分は異常なんじゃないか?と不安になるという弓子さん。 「周りのカップルや夫婦を見てみると、みんな上手くいかない時期を辛抱強く乗り越えて一緒にいるんですよね。でも、私にはどうしてもそれが出来なくて…喧嘩をして、険悪な相手が居る家になんか我慢して帰りたくないって思ってしまうんです」  なので、もう自分は結婚出来ないだろうし、してもすぐに上手くいかなくなると思っているそうで…。
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「結局独りが好きなんでしょうね」
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