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大物歌手の自宅で女性5人が自殺騒動か?性的虐待容疑をめぐって深まる闇

 未成年を含む複数の女性たちに性的虐待を加えたとして、先日逮捕されたアメリカの大物歌手R.ケリー。約1億円の保釈金を支払い保釈されるも、今度はR.ケリーの自宅で、ガールフレンド5人の「集団自殺」騒動が発生した。
R.ケリー

R.ケリー

 12日(火)、5人が集団自殺を決行するという匿名の電話を受け取った警察は、シカゴのR.ケリー宅に急行し、取り調べを行ったという。  警察の発表によると、通報者はR.ケリーのガールフレンドとされているアズリエル・クラリー、そして性的暴行の被害者とされる4人の女性が、R.ケリー宅で自殺を図ろうとしていると話したそうだ。  警察は、「匿名の者から自殺が図られるとの通報を受け、現場へ向かい捜査をしましたが、実際の事件ではありませんでした」と発表。一方、R.ケリーの広報は今回の通報を虚偽のものと話している。  TMZによると、その通報は「人身売買ホットライン」に寄せられたものだという。また、警察が到着する前にはR.ケリーも家にいて、最近受けた10件の性暴行の有罪判決に関し、弁護士チームと話し合いをしていたとのことだ。

今もR.ケリーと同居している女性たちがいる

 シカゴ出身のR&Bシンガー・ソングライターで、グラミー賞を3回受賞しているR.ケリー。レディー・ガガやセリーヌ・ディオンといった大物アーティストとのコラボや、マイケル・ジャクソンの曲をプロデュースするなど、米R&B界の大御所として知られている。
 以前より「未成年女性を洗脳し監禁している」との疑惑が浮上し、楽曲をボイコットする運動「#MuteRKelly」などにより、窮地に追い込まれていたR.ケリー。  そこに追い打ちをかけ、逮捕されるきっかけとなったのが今年1月に放送されたドキュメンタリーシリーズ『Surviving R. Kelly(サバイビング・R.ケリー)』だ。同番組では、R.ケリーが「セックスカルト」を率いていたことや、いかに未成年者を洗脳し性的虐待を加えていたかなど、元妻や被害者たちが告発し、生々しい事実を次々と証言した(だが、R.ケリーは容疑を全面否定している)。  またこの番組の中で、被害者の一人とされる女性リジー・マルチネスさんが、「R.ケリーは以前、(なにかマズいことが起きたら)一緒に死のうと、同居する女性たちと心中の約束をしていた」と証言する一幕もあったという。  今回の自殺騒動は、虚偽の通報であったため事なきを得たが、いまだR.ケリーと同居している女性たちの家族は気が気ではないだろう。  実際、R.ケリーが現在同居しているアズリエルとジョスリン・サヴェージの両親たちは、「娘はR.ケリーに拘束されている」と訴えている。しかし、本人たちはそれを否定。しかも、アズリエルとジョスリンはテレビのインタビューで、「彼」を擁護する発言をしている。  R.ケリーが以前、22歳という若さで亡くなった歌姫アリーヤと結婚していたことは周知の事実。このとき、アリーヤの年齢を18歳と詐称して結婚したものの、年齢を偽装したことが明らかになり、すぐ無効になったといわれている。  結婚当時、「何かにおびえていたようだった」というアリーヤは、R.ケリーと別れたのちに飛行機事故で他界した。  これから行われる性的暴行容疑の裁判に注目するとともに、これ以上、被害が拡大しないことを祈るばかりだ。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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