太川陽介&蛭子能収の「バス旅」復活第2弾が6月6日放送。ファンからの賛否両論とは
太川陽介&蛭子能収の名コンビによる「バス旅」復活版が、去る5月16日に放送されました。ファンの間でも賛否両論だったようです。
これは、今年4月にスタートした『太川蛭子の旅バラ』(テレビ東京、毎週木曜夜6時55分~)の第4回目にあたります。この番組、1~3回は「ローカル鉄道の旅」だったのですが視聴率がパッとせず、「バス旅」を復活させたのです。大人気だった太川&蛭子の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(2007~2017年)が、2年4ケ月ぶりに復活、というわけです。
次の「バス旅」は、高尾山~諏訪湖ですでに6月6日放送が予告されています。楽しみにしているファンも多いのでは?
そこで今回の『バス旅』復活版で見えてきたことを、バス旅マニアである筆者が検証してみようと思います(ここから先はネタバレになるので、動画配信などでこれから見る人はご注意を)。
まずは今回の復活に際しての旅の新ルールからおさらい(第2弾が同じルールかはわかりませんが)。
1)ローカル路線バスのみを乗り継ぎ、1泊2日でゴールを目指す。
2)インターネットなどによるルート探しや宿泊先情報の収集は禁止。地図や時刻表、案内所や地元の人からの聞き込みはOKで、それらを元にルートを決める。
3)路線バスが繋がらない区間は1万円までタクシーの利用が可。
以上の3つが基本ルール。
さらにこれはルールではありませんが、今回からどうやらマドンナ(一緒に旅するゲストの女性)は、2名体制というのが基本スタンスのようです。
復活第1弾のルートは、山形県・余目駅をスタートし、岩手県宮古市がゴール。宮古市の田老駅に、翌日の18時までにたどり着かなければなりません。そして途中でチェックポイントとして秋田県仙北市・角館に立ち寄る必要がある……というコースでした。
そして結果は……みごと成功。復活第1弾に華を添える形となりました。
過去の「バス旅」は3泊4日でしたが、1泊2日へと短縮されました。ですが、あまり「苛酷な旅」といった雰囲気は感じられませんでした。途中、立ち寄るチェックポイントがあったせいでしょう。
いくら太川&蛭子のレジェンドバス旅コンビとはいえ、約2年4カ月のブランクはやはり大きく、制作側があえてチェックポイントを置いたと思われます。というのも、山形から岩手に抜けるルートはさまざま考えられたはずですが、チェックポイントを設けたことで、“角館経由”というルート1点に絞ることが出できたからです。
今回から始まった「マドンナ2人体制」は、ちょっと疑問でした。1日目はかたせ梨乃、2日目は中川翔子。でも、マドンナが入れ替わることで“旅の仲間感”が断ち切られてしまうのです。
初日のマドンナだったかたせ梨乃は大女優らしくバスの乗り方すら分からず、何から何までリーダーの太川にお任せ状態。逆に2日目のマドンナだった中川翔子は以前から『バス旅』ファンで「この番組に出たかった」というほどの熱の入れよう。温度差が激しすぎたのです。
それならば最初から中川翔子1人だけで良かったのでは……と思ってしまいます。
復活した「バス旅」第一弾のルールは
2年半のブランクでも無事ゴール
マドンナは中川翔子だけでよかったのでは…
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