声って、実は顔の表情よりも真実を伝えます。ある実験では、表情を見ながら話をした場合と、表情を見ずに声だけで話をした場合、どちらが嘘を見抜けるのかというと、表情を見ない方という結果が出ています。
声が大きくても演技だと、表情が加わなければすぐに見破られるのです。
声として発せられる言葉は、2つの要素から成り立っています。情報と感情です。赤ちゃんの時は感情だけの言葉で、大人になると感情を排除して情報としての言葉でやりとりをするようになりがちです。
理想の喘ぎ声は、情報よりも感情の比率が多いものです。だって、情報のやり取りはビジネスですが、感情のやり取りになれば心に届き、感動出来るし、愛になることもあります。

冒頭の女性は、声の大きさで感じていると思わせるために情報を伝えようとしました。だから、「声大きいね」と指摘されます。気持ちよくて声が大きくなった時は、その声には感情がのっていますから、おそらく「
気持ちいいの?」とか「
エッチだね」とか「
俺、もうダメぇ」となります。
これは音叉(おんさ)の法則に似ています。情報から成る言葉を発すれば思考の次元なので思考の次元の反応が返ってきます。感情の言葉は感情に働きかけ心が動きますから、より内面的なところでのやり取りになります。セックスの最中だけでなく、日常でもそうです。喧嘩している時に、感情的な言葉には感情的な言葉が返ってきやすいし、片方が感情的になっているのにもう片方が冷静だと響かないから余計怒りが募る。
感情的になることは、多くの場面で良くないことだと思われていますが、感情を排除したやり取りって味気ないんです。少なくともセックスする時は、体も心もパンツを脱いで、裸の言葉を伝えたり受け取れると肉体的快感も増しますし、精神的にも繋がれた気になれます。
自分の中から溢れてきた感情を声にのせ、こみ上げてきた感覚を開放し、声でも絡み合って欲しいです。濡れた声、というのがあるのですが、これを演技でされたら、まず男には見抜けません。そこまで演技力を磨けってことじゃなく、自分に素直になれるように自分を信じ、
素の自分を見せられる相手との関係性を普段から築いておけば、自然と喘ぎ声は相手の喜ぶものになるはずです。
これ、男女逆でも同様で、男性も喘ぐべきなんです。喘ぐまでいかなくても、最低でも感じていることが伝わる感情の言葉を発しないと、女性は虚しくなります。相手の前に自分に気を使ってくださいね。

森林原人さん
<文/森林原人>
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