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名古屋の女子アナの不倫告発は誰が?二股不倫を暴露された女性の場合

会社に一斉メールが回って

 ある日突然、会社に一斉メールが出回った。それがキヨエさんと上司の不倫を暴くものだった。証拠である、キヨエさんと上司のLINEのやりとりも添付されていたそうだ。 「真っ青になりました。もちろん上司もです。お互い口裏を合わせるヒマもなく、上司は役員に呼ばれ、私も社内の倫理委員会みたいなところに呼ばれて。  上司と私のLINEのやりとりは、おそらく彼が私のスマホから抜いたんだと思います。彼は上司の奥さんにも、私たちの関係をバラしたんですよ」 隠れて様子を伺う男性ストーカー 事実を否定はできなかった。もちろん、不倫は社内的にはアウト。世間的にもアウトだろうが、暴いた彼に罪はないのだろうか。 「何の言い訳もできないまま、彼は家族とともに遠方へ転勤になりました。私はいづらくなって退職。社内のつながりで別の会社を紹介してくれた方がいて、なんとか仕事は続けることができましたが。  一方の彼はしばらく会社にいました。私のところには最後に、『オレを裏切るから、こんなことになるんだ。ざまあみろ』というメッセージが届きました。でも陰で“暴露男”と呼ばれたりして、やはりいづらくなったんでしょう、1年もしないうちに辞めたそうです」  結局、誰も得をしなかった。上司は仕事のできる人間だったため、会社としても遠方に手放すのは本来はしたくないことだったはず。キヨエさんも仕事の成績はよかったため、辞職を願い出たときはひきとめる声もあったという。  自分が裏切られたとき、暴露したくなる気持ちはわかる。だが実際に「暴露」という形で復讐すると、おそらく本人としても後味が悪いのではないだろうか。  もちろん、それをも想定した上での「暴露」ではあるのだろうが……。プライベートと仕事を、どこまで分けて考えられるか。そこにその人となりが表れそうではある。 <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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